スノのマネージャーはミニサイズ！そのご！

.(後半深澤side) ページ49

えっと…これは…どういう状況？




深「…Aちゃんさぁ…」

A「はい？」

深「もう少し抵抗しなきゃダメよ」




…ん？どゆこと？




A「はい？」

深「あのね、何人かいるならまだしも、男と二人きりになる環境で、家に入れちゃダメでしょ」

A「…はぁ…」

深「押し倒されたら、全力で抵抗しなきゃ」

A「はぁ」

深「大切なAちゃんのハジメテ、簡単にとられちゃうよ？」

A「…」





そう言うと、自分の体を起こして、私の手を引いて起き上がらせてくれる。そう言うたかて、あなたが付いてきたんやん。
まぁ…そうか、誘ったのは私か。そうね、自衛が足りなかったね。
…けどね。




A「ふっかさん」




コートに腕を通すふっかさんの後ろ姿に声をかける。




深「ん？どしたの？」

A「私だって、誰彼構わず、何も考えず家に入れる訳じゃないですよ」

深「ん？」

A「ふっかさんだから、信用してるから、ですよ」

深「…んふふ、ありがとね」

A「こちらこそ、です。ご心配とご忠告ありがとうございました」

深「いーえ？あっ、お菓子おいてっていい？食べらんないから」

A「あっ、はい、ありがとうございます」





沢山の景品の中から、お菓子だけを纏めてくれて、リビングに置いてくれる。お菓子だいじ、ありがとうございます。
コートを着て、荷物を抱えて、靴を履いて。
お見送りしようと付いていくと、軽く、首を振られた。




深「見送りはここまででいいよ」

A「あっ、はい」

深「あとさ…





.






俺もメンバーも、みんな男なんだから。完全に信用しちゃダメよ」





じゃね、と手を振って帰っていったふっかさん。
これはさすがに…顔が真っ赤になったと思う、耳が熱い。
閉まったドアを、５分くらいはぼーっとみていた、とおもう。





.





(深澤side)
ふっかふっか が画像を送信しました
ふっかAちゃんとデートしてきたよん
さくさくさくまえぇー!いいなー!
なべえっ、シナモンじゃん
ひかるいい笑顔。中々見ないよね、こんな笑顔
だて姫は本当に笑うとき、八重歯が出るのが可愛いよね
こーじ見たことあらへん!
ラウ今度笑わせて!
めめがんばれ康二
あべべがんばれ康二
さくさくさくまがんばれ康二
こーじ責任重すぎひん!?

この小説の続きへ→←お宅訪問と忠告

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す