お宅訪問と忠告 ページ48
そして我が家。やっとね、我が家と呼べるようになりましたよ、ほんと…慣れるまで時間がかかりましたな、ほんと…高さにビビらなくなりました、やっと。
A「お茶でも飲んでいかれますか、美味しい紅茶があるんです」
深「えっほんと？じゃ、お邪魔させてもらおうかな」
A「ぜひぜひ」
エレベーターで10階まで上がり、部屋の鍵を開ける。そうか、他は全員来たけど、ふっかさんだけ来てなかったのか…全然気づいてなかったわ、ごめんなさいふっかさん。
深「おっじゃまっしまーっす」
A「はい、どうぞ」
深「へぇー！綺麗にしてんね」
A「リビングだけは綺麗にしとこうと思ってます。寝室のクローゼットの中は早くもヤバイですよ笑」
深「そうなんだ笑」
A「今お茶淹れるので、よぎぼーとかソファーとか、その辺でおくつろぎください」
深「おっ、ありがと」
ふっかさんがソファーに身を沈めたのを確認して、紅茶を淹れるのにとりかかる。
FORTNUM & MASONのね、おいしいやつなんだよねー。わたしこれ好きなんだ。オリエさんもよくわかっていらっしゃる…
お気に入りのシナモンのマグカップと、なんだかんだ頂いて使わずにいたコペンハーゲンのティーカップを出して、用意する。あー、いい香り。
A「おまたせしました」
深「お、ありがと」
A「淹れますねー」
この紅茶は色が薄くて、どちらかと言えばら琥珀色。すごく綺麗なんだよね。
マグカップだと感じないけど、やっぱティーカップだと色も香りもしっかり出るなぁ…
A「はい、どうぞ」
深「めっちゃいい匂いすんじゃん」
A「お気に入りの紅茶です」
深「へぇー、いただきます」
A「召し上がれ」
こくっ
と、ひとくち。鼻に抜ける香りがいい…
深「え、めちゃめちゃ美味しいじゃん」
A「ですよね」
深「お気に入りなんだ？」
A「はい、大好きです」
.
A「！？！？」
.
なぜかまっすぐ見つめられたと思ったら
視界がぐるっと一回転。
背中に、ソファーのクッション
わたしの目に写るは天井と、ふっかさん
手の紅茶はいつの間にかテーブルの上
えっ
押し倒されてる？
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空蒼陽夏(あそうはるか)(プロフ) - やっばいです楠ちゃんも皆も可愛すぎます!私も150無いし東海の人間なんで！ちょっと親近感というか！！おんなじとこ何回も読み返したり音読したり(笑)めっちゃ楽しませてもらってます！ (26分前) (
レス) @page40 id: 1610b4c00c (このIDを非表示/違反報告)
優稀(プロフ) - このお話の翔太くんと楠ちゃんのやり取りが可愛いです！！もうニマニマしながら読んでます。 (2023年1月31日 0時) (レス) @page23 id: dceea43df5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめ
| 作成日時：2022年12月2日 5時
