看病 ページ26
照くんの車で、ウチに向かう。あーー大丈夫かな、翔太くん…
宮「翔太が心配？」
A「です…翔太くん、車あんまり運転しないんですか？」
岩「ペーパードライバーだよね」
宮「そう」
A「えっ！大丈夫なんですか、それ！？」
宮「あいつも男だから、大丈夫だよ」
A「理由がよくわからないのですが…！！！」
男の人ならペーパードライバーでも運転できるって！？そんなわけないやん！
ああああ大丈夫かな…心配だ本当に心配だ…
宮「それより姫、今日おうちにお邪魔してもいいかな」
A「えっ！？」
宮「泊まったりはしないよ。ご飯作らせてもらいたいのと…やっぱり少し心配だから」
A「えっ…」
岩「絶対いや！とかなら諦めるけど、もしいいなら、寄らせて欲しいんだけど」
A「あー…」
あー…どうしよ…
家はきれい、だとおもう。こないだ掃除したし。
観られて困るものも…出てない。こないだ片付けたし。
だけどご迷惑ではないのか…こんな忙しい皆さんを…お借りするなんて…
宮「迷惑じゃないよ、俺らが勝手に気になっているだけ」
A「へ！？」
宮「顔に出ていたよ」
ぺち
と顔を触ってみますけども…顔にでてましたか…えー…
まぁけど、ここまで言ってくださるなら…
A「お願いします…」
宮「はい。ありがとう。さ、姫は少し寝ようか」
A「えっ！？眠くないですよ！？」
宮「眠くなくてもいいんだよ、寝転がって、目を閉じているだけでいい」
A「えっ…」
宮「照の車は広いから、姫なら足を伸ばして寝れるでしょ」
A「そう…ですけども…」
宮「女性の日はね、男が女性を存分に甘やかせる日なんだよ。だから、俺らに甘やかされて」
A「ぅぉお…照れる…」
宮「ほら、ごろん」
座席を倒されて、目の上に手を添えられる。
大きい手。ひかるくんほどじゃないけど。
大きくて、安心できる、手。
こんなことされたら…
ねちゃうじゃん…
.
.
岩「…寝た？」
宮「寝たね」
岩「ねぇさっきのさ、女の子の日の話」
宮「ん？」
岩「あれは、舘さんにしか言えねぇわ…恥ずかしすぎるでしょ…」
宮「当たり前のことを言っているだけだけどね」
岩「さすがです」
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優稀(プロフ) - このお話の翔太くんと楠ちゃんのやり取りが可愛いです！！もうニマニマしながら読んでます。 (2023年1月31日 0時) (
レス) @page23 id: dceea43df5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめ
| 作成日時：2022年12月2日 5時
