すねすねひーちゃん ページ11
爽やかな雰囲気の個室に似合わぬ、おもーーーい雰囲気。
その空気を醸し出している張本人は、大きい身体を小さくして、下を見つめたまま動かない。なんなんだ…
隣のピンクはチラチラ私と岩本さんを交互に見ては、口を開きなにかを言いかけようとしてまた口を閉ざす…を、繰り返していた。
もうこれは…わたしが切り出さないと終わらないのでは…お料理来ちゃうよ…
A「あの…そろそろ教えてほしいんですが」
岩「………」
A「なにを、してほしいんです？」
岩「………」
A「岩本さん？」
岩「……それ、です」
それ？それ、とは？どれ？キョロキョロしてみるけど、わからない…
佐「にゃははははっ！Aちゃん、周りみてもわかんないよ、そこにはないからさ笑」
A「えーっ！？大ちゃんは知ってるんでしょ？教えてくださいよ！」
岩「それ、です」
それ！？それってなに！？
A「岩本さん、はっきり言ってくんないと、わたしエスパーじゃないんでわかんないんですよ。教えてください」
佐「やば、裏番出てきた？」
A「出てません」
それでも口を割らない岩本さん。なんやねん。なんやねーん！
A「岩本さん？」
岩「あの…」
A「はい？」
岩「俺だけ、嫌いですか」
A「はい？？」
岩「……俺だけ、苦手ですか」
A「はいぃ？？？」
佐「はーーっはっはっはっはっヤバイお腹痛い笑」
は！？なに言ってんのこのひと！？
てか大ちゃんはなんでそんな笑ってんの！？
佐「ひかる、それじゃわかんないよ」
岩「だって…」
A「え、別に嫌いじゃないですよ？他の人たちと同じくらい好きですし大切ですよ？」
岩「でも…」
.
あーーーーーはっきりしねぇなぁもぉ！
.
A「でけぇ男がうだうだ言ってんじゃねぇわ、言いたいことあんならはっきり言って。イライラすんだけど！？」
.
あ…
.
やば、でちゃった。
ああああ岩本さんそんなちっさくならないで！
ああああ大ちゃんそんなに笑わないで！
岩「ごめんなさい…」
佐「にゃははははっ！にゃはははははははははっ！やーーーっばい！！Aちゃんやーーーっばい！！」
A「ああああごめんなさいほんとごめんなさい、つい…」
佐「ついとか！やーーーっばい！！」
ああああごめんなさいいいいい！！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1679人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
空蒼陽夏(あそうはるか)(プロフ) - やっばいです楠ちゃんも皆も可愛すぎます!私も150無いし東海の人間なんで！ちょっと親近感というか！！おんなじとこ何回も読み返したり音読したり(笑)めっちゃ楽しませてもらってます！ (5月7日 15時) (
レス) @page40 id: 1610b4c00c (このIDを非表示/違反報告)
優稀(プロフ) - このお話の翔太くんと楠ちゃんのやり取りが可愛いです！！もうニマニマしながら読んでます。 (2023年1月31日 0時) (レス) @page23 id: dceea43df5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まめ
| 作成日時：2022年12月2日 5時
