たまにはいいのかも (ページ2)

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同期の佐久間くんページ2

佐「……ちゃん、Aちゃん、起きて」

A「んぅ……」

.

目を開けると、目の前にくりくりのおめめのどアップ

.

A「ぅわぁぁああああ！？！？……え？大ちゃん？」

佐「大ちゃん？いいね、その呼び方！次からそれにしてー！」

目の前には、紙が短くて黒髪の大ちゃん。
え？ええ？なに、どういうこと？

佐「もうお昼終わるよ、起きて」

A「え、あ、あ、ありがとう」

佐「いーえっ！」

デスク…あ、これは、わたしの職場、か。

そうだ、ここはわたしの職場だ。そうだ。広告会社だ。
えーと、しごと…この書類のデータをまとめる…はい、やります。データ整理は得意です。

かたかたかたかたとキーボードを叩くと、横から覗く顔。

A「…なに？佐久間くん」

佐「大ちゃんって呼んで！」

A「なに？大ちゃん」

佐「にししー！相変わらずタイピング速いねー、かっこいー」

A「あ、ありがと…」

佐「あ、ここ、写真違うよ」

A「え！？あ、ほんとだ、ありがとう！」

佐「にゃは、いーえっ♪」

にこぉって笑って、自分のデスク…私の隣だけど。に、もどる。
あなたはサラリーマンになってもかわいいんですね。

と、思いきや。またこっちをくるって向いて、にこって笑う。

佐「次のブレイク、一緒にコーヒー飲みいこっ」

A「あ、うん」

佐「やくそくねん♪」

あああ、かわいいね。

え、てか

コーヒー、飲めるんや。