予想外デス ページ45
駐車場で待っていると…この車に近寄ってくる人影が２つ。…２つ？なぜに？
ｺﾝｺﾝ
京「Aねぇ、大我です、開けてください」
A「あっ、大我くん！開けますねー」
駐車中は防犯のため鍵を閉めていて、本人か確認してから開けろ、といわれている。一緒に乗っているタレントさんや情報もだけど、人気のタレントさんと一緒にいることで何かと標的になりやすい自分を守るためだそうだ。
タレントさん本人もそれは知っていて、駐車中の車に乗り込むときは必ず、可能であれば運転席の方に来て、顔を見せてくれる。
なので、開けたんだけど。
ｶﾞﾁｬﾝ
ガチャッ！
A「のわっ！！！」
鍵を開けた瞬間ドアを開けられて、ぎゅってされる。え！？だれ！？
京「ほくとー、やめてよー。俺早く次行きたいんだけど」
松「ん、ごめん」
大我くんの声に体を離してくれたその人は…えっ、ほっくん！？なんで！？
松「じゃ、京本、いってらっしゃい」
京「うん、行ってきまーす」
わたしの混乱をよそに、のんきな声で別れを告げる２人。え、どういう状況よこれマジで。
と…とりあえず発進させよう…
A「大我くんシートベルトしてください、発進しますよー」
京「ﾍﾟｺ」
大我くんがきっちりシートベルトをしたのを確認して、車を発進させる。次は稽古場。ミュージカルの稽古の付き添いだ。歌うの好きな私からしたら、ミュージカルのお稽古観れるなんて最高すぎる。
それにしても…
A「あの、大我くん」
京「はい」
A「なんでさっきほっくんがいたんですか。ごめんなさいあんましゃべりたくないと思うんですけど、気になっちゃって」
京「いえ。時間差でレコーディングしてたんですけど、今日の迎えがAねぇだって知ったら行くってきかなくて。で、あーなりました」
A「なるほどです…ありがとうございます」
京「ﾍﾟｺ」
謎すぎる、松村北斗…
そしてセクハラが過ぎる、ほっくんとジェシーくん！
大我くんはこんなに静かなのにな…なんなんだろうな、この差は…
京「…マネージャーが女性って」
A「はい？」
京「いいですね、マンズ兄さん達が羨ましいです。引き抜いちゃおうかな」
A「だめです」
だめだ！この子もしっかりSixTONESだ！
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作者名：まめ
| 作成日時：2022年11月11日 20時
