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ダメだって! ページ5

(楠side)



あれよあれよという間にドレスを着せられ、あれよあれよという間にヘアセットをされ…パーティーにはふさわしいかもしれないけれど、マネージャーという仕事にはふさわしくない格好になってしまった…いいのかこれ…

なんか翔太くんもよそよそしいし…やっぱ似合ってないんじゃないかな、これ…





司会「では次は、最近話題をさらっていますSnowMan、我らが『真美眼』でも数多く表紙や特集を飾ってくださいました渡辺翔太さんより、お言葉をいただきたいと思います。渡辺さん、お願いいたします!」





あ、呼ばれた。






A「ほら、いかなきゃ」

渡「あ、おう」





翔太くんの背中を押して、送り出す。挨拶は昨日一緒に文面を考えて必死に練習していたから、大丈夫なはず。はず。





渡「只今ご紹介にあずかりました渡辺翔太です。お招きいただきありがとうございます、僕はジャニーズ事務所でSnowManというグループに所属しておりまして…」






うん。よきよき。ちゃんと話せてるね。
はぁ…滑り出しさえうまくいけばできる子やからもう安心。なんかのも…





客「こんにちは、お嬢さん」

A「へぁ?はい!」

客「今日は招待を受けられたのですか」

A「あ、はい、今あそこで 客「へぇ、じゃあどこかの事務所の方かな…こんな可愛らしい方は一度見たら忘れないと思うけど」











これは…ナンパか?






A「あ、はい、事務所には所属してますが私は 客「そうなんですね!あ、なにか飲むんですよね、お酒ですか?僕はこのカクテルとかお勧めですよ」







…かぶせてくるね…人の話を最後まで聞かない人、きらぁい。






A「生憎、車で来ているものですから。お茶かジュースを 客「そんなのタクシーで帰ればいいじゃないですか!先ほどから拝見していましたが、大儀編集長のお知合いですよね?編集長ならタクシーチケットくらいくれるでしょう。代行という手もありますし」






…さっきから見てたなら、私が翔太くんと一緒にいたところも見てんでしょうが。あーーーーイライラしてきた、手が出そう。






A「ですから 客「あーもう、ここにぎやかですよね。むこうの、人がいないところで飲みません?ほら!」

A「あ、ちょ…」






肩を抱かれて連れていかれる。
手を出したい!殴りたいけど、この人がどの立場の人なのかわからん!!殴れん!





と。






渡「すんません、こいつ、俺のツレなんで」

帰ろう→←…いや、それはダメだろ



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作者名:まめ | 作成日時:2023年8月1日 17時

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