パーティーの始まり ページ2
(渡辺side)
司会の人の合図があり、パーティーは始まった。
楠は、さっきまで友達とキャッキャしてたけど、さすがに始まれば仕事モードらしい。俺の隣から離れないでいてくれる。
マジで場違い館半端ないから助かる…佐久間とかみたいなボンボンとかなら慣れてるのかも知んねぇけど、俺は完全な庶民だからな…。
A「翔太くん、翔太くん、これおいしいよ!」
…ほっぺパンパン。りすみてぇ。
A「これ、翔太くんのぶんね」
渡「こんなに食えねぇよ」
A「余ったら私が食べる、大丈夫」
渡「…太るぞ」
A「う……いいの!今日は解禁や!」
何言ってんだこいつ。
ま、いいけど。太れ太れ。
それよりも…
吉「あ…A、口んとこ、ソースついてる」
A「んむ…ありがとぉ」
松「Aちゃん、ローストビーフあったよ、好きでしょ?」
A「すきぃ、ありがと!」
さっきからずっと、甘やかされてるこいつが気になる。
なにこれ、ハーレム?え、同姓でハーレムって言葉、あってる?
口拭いてもらったり、食事持ってきてもらったり……なんだよこれ、これが普通なの?え、ふっかのリアコって、普通なの!?全然特別でもなんでもねぇじゃん。
男「かわいらしいお嬢さん、僕とお話しませんか」
こんな風に話しかけられた時も…
渡「おい…」
大「申し訳ありませんが」
男「え、あ、大儀編集長…」
大「彼女は私の大切な人なんです、彼女に何か御用ですか」
男「あ、いや、あっと…失礼しました」
なんかすげぇイケメンにかわすし…
なんなの、これが普通なの!?
.
なべ楠がすげぇ姫ポジにいる。さっきもこんなことがあって…
さくさくさくまえっ!?少女漫画の世界じゃん!百合じゃん!!
ラウ百合ってなに?
あべべ気にしなくていいよ。すごいね、それが日常なんだね
なべマジでありえない…
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作者名:まめ | 作成日時:2023年8月1日 17時