お誘い ページ1
(楠side)
ドアを開けたら、豪華絢爛なパーティー会場！！
今日は翔太くんのお供で、『真美眼』の100号記念パーティーにお呼ばれです！！
めちゃめちゃいいホテルの、すごい豪華な広間。シャンデリアやば！！やば！！！
貧乏性の私はもう、完全にお上りさん状態。キョロキョロが止まりません。
ブッフェスタイルではあるんだけど、ちゃんとテーブルに椅子も用意されていて…なんていうの、こういうの。わからん。
けど、ちゃんと座って食べたい人もいるよねっていう、おーぎの計らいらしい。さすが、気を使えるよね、あの人は。昔からそうやったもん。
渡「え、これ俺、完全に場違いじゃね？」
A「いや、私のほうが場違いやって」
渡「メンツが半端ねぇよ…」
A「わかるわ…」
翔太くんがビビるのも無理はない。
私でもわかる俳優さん、モデルさん、カメラマンさん…そうそうたるメンツがそろっている。こんな中に…翔太くんはいいよ、国民的アイドルに手がかかっている存在じゃん！！私よ！私なんてどうしたらええねん！！
A「翔太くんはええやんか…顔も知れとるし…わたしなんて田舎者が、こんなところに…場違いもええとこやで」
渡「…本気でテンパってんな？方言でまくりだぞ」
A「ええよ、もう…田舎者やってわかってもらったほうが、皆優しくしてくれるやろ…」
渡「…やば」
もう大混乱やで。
あ、けど。
あそこにいるのは…
A「由紀乃！なつ！」
吉「あー、Aー」
松「Aちゃん！久しぶりやねー！」
あああああよかった、知った顔がいた…
A「なんでおんの？」
吉「おーぎに呼ばれたー」
松「由紀乃ちゃんも私も、特集組んでもらったことあるんやぉ。あ、あと、あのこもおるよ、えっと…どこ行ったかな……あ！優佳！！」
優佳？優佳…優佳！！！
山「おー！！Aー！！！」
A「やぁまんやん！久しぶり！！元気！？」
山「元気元気！」
A「今どこにおんの」
山「アメリカ！宣材写真専門でやっとるよ！」
A「やからか！横に大きくなったわ」
山「うっさいわ笑」
カメラマンをやってる、山口優佳。こんなところで出会うなんて！！うれしすぎる！！！
渡「…お前のほうがなじんでんじゃねぇかよ…」
A「いや、むしろ同窓会やわ」
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作者名：まめ
| 作成日時：2023年8月1日 17時
