○. ページ10
(渡辺side)
次々と客の要望に応えてポーズをとる楠。とりあえず俺も、横から全部のポーズは撮っとく。康二とかに見せたら喜びそうだしな。
てか…客多くね…ほかのメイドのとこ行けよ…
佐「にゃー…前回よりギャラリーが多い…」
深「そうなの？」
佐「倍以上いるね…まぁ前情報でおやゆび姫ちゃんが来るってのは出回ってたし、前の時に写真が流れたときかなり好評だったから…今日はAちゃん目当ての人が多かったのかも…」
渡「はぁ…なんだよそれ…」
マジ無いわ。
佐「さ！でもそろそろ、この魔法のチケットを出す時が来た！！Aちゃん！！ツーショットお願いします！！」
客「さ…佐久間氏！それは親指姫ちゃんとのツーショットチケットでは！！！」
佐「そうだよーん！」
客「なんと…しかも複数枚ですと！？」
佐「俺ら３人で、限定10枚！！買っちゃったもんねー！」
客「なんと…！！！い、一枚、お譲りください…言い値で買います！」
いやいやダメだろ！！ちら、と楠を見ると、頭もげそうなくらいぶんぶん振ってるし！！
佐「んー…今回はダメかなぁ、俺だって楽しみにしてきたしさ。こんど機会があったら、見逃さずに買いなよ！」
客「やはりですかぁー…」
お？意外とすんなり引き下がったな。これがさっき言ってた、弁えてるって事か…
と、佐久間が楠に駆け寄って…
佐「はい！俺が５枚、ふっかが４枚、しょったが１枚ね！」
A「…ﾊｲ」
それから、佐久間がガンガンポーズを指定して、流れるように撮影を済ませ。
ふっかがいろいろ言いながら断られながら、効率悪く撮影を済ませ。
で、俺の番。
A「げ、渡辺もかよ」
渡「うっせ、一枚だけだ、我慢しろよ」
客「塩対応萌え…！！！」
は？どこに萌える部分があんだよ、わけわかんねぇ…えっと…で、どうすればいいんだ？
佐「しょった、なんかしてほしいポーズとかないの？」
渡「ねぇよそんなの！」
佐「ええ…じゃあなんでチケット買ったの…」
A「は？買ったの？」
渡「ノリだよ、ついだよ、なんとなくだよ！」
A「はぁ…しょうがないなぁ…はい、手をこうして」
え？
ちょ
さわっ…
手の形、
え、てか、手、やわらか…
A「はい！今！撮って！」
佐「お！いいね！はい、ちーずっ！！」
写真は…
二人でハートを作ったポーズ。
なんだよこれ！はず！
消さないけど！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1677人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「SnowMan」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まめ
| 作成日時：2023年5月3日 13時
