○. ページ6
翌日。
メイド「Aちゃん、オムライスふたつー！」
A「はーい！すぐでるよー」
メイド「ありがとー、さっすがー♡」
はい。
絶賛お手伝い中です。
今日はオリエさんと、キッチン担当の旦那さんがご夫婦でご旅行へ行かれるとのこと。
お屋敷はご主人様たちが「帰ってくる」場所だから、なるべく閉めたくない、ということで…リーダーのスズカさんがお店を回し、今日だけ私がキッチンにはいることに。なお、昨日はカフェがお休みでした。一昨日の夜からお出掛けで、明日の朝に帰ってくるらしい…
スズカ「もうさー、Aちゃんウチで働きなよー。めちゃめちゃ動けるじゃん。シェフ(オリエさんの旦那さんのこと)より動きいいよー？」
A「ありがとうございますご遠慮します」
スズカ「その塩対応も好き♡」
ちゅ、とほっぺにひとつキスを落として、スズカさんはご主人様のところへ戻っていった…相変わらずですね、ここの人たちは…
あ、15時。
…そろそろ来るかな…
の「Aちゃーん！オーダーですっ」
A「はいよー！」
の「オムライス３つと、アイスコーヒーふたつと、オレンジジュース♡あとAちゃん♡一緒にもってこ♡」
A「…来たか」
あーあーあーあー何も聞こえない！
と言いたいが、オーダーが入った以上やらねば。これはお仕事です。
急いで３人分のオムライスを仕上げ、グラスにコーヒーとオレンジジュースを用意する。ののかちゃんに渡せば、ドリンクのトレーをわたしに笑顔で渡してきた…問答無用なのね…あなた３人分くらいいつも軽く運んでんじゃんよ…
の「よし！いっくぞー♡」
A「はぁ…」
トレーを手にお部屋に出ると、向けられる視線。
そこかしこから「おやゆび姫」というワードが聞こえる…やめてくれぃ…
そして、向かう先のテーブル。
そこに、３人の影。
はぁ…
やだわぁ…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1677人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「SnowMan」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まめ
| 作成日時：2023年5月3日 13時
