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渡「楠も！なんですんなり受け入れてんだ！」
はい。なぜか私まで叱られてまーす。
だてさんはお風呂の準備を進めていて、私はリビングで正座。舘さんがハグしてきたのになんで私まで叱られなあかんねん。マジ理不尽。
宮「まあまあ、ほら翔太、お風呂入るよ。手伝ってくれるんでしょ」
渡「…ったく…」
あ、解放された。さ、私は食器でも洗って、手当の準備して、ぼーっとさせてもらいますかね…
…と、スマホが鳴った。
なになに…？
あべべジャスティス
…なんだそれ笑
くすのきいまお二人は、一緒にお風呂入っています
あべべえ、いい、すごくいい
くすのきさすがに動画は撮れません笑
あべべ大丈夫、その情報とさっきの動画で白米3杯いける。
くすのきものすごくヲタ発言ってわかってます?
あべべははは、わかってます。
楠さんも、無理せず早めに帰ってね
くすのきありがとうございます
阿部ちゃん…さすがだな…だんだん腐男子度が上がっていっている気がするのは私だけだろうか…
あ、そんなことより、準備準備…
.
.
宮「姫、上がったよ」
A「おお、バスローブ」
渡「涼太、パンツはけって」
宮「なんで」
渡「このあと上脱いだ時に下も見えたらどうすんだよ」
宮「俺は別に」
A「私が困るのではいてください」
またお風呂場に戻って、たぶんパンツはいて、戻ってきて私に背を向ける。
宮「おねがいします」
A「はい。翔太くん、やり方教えるから、朝とかお風呂のときとかやってあげてね」
渡「ん」
翔太くんに手順を教えながら、ゆっくりと手当てをする。痛いなぁ…この傷は…跡が残らないといいけど…
A「赤くなったり膿みっぽいのがみられたらすぐに医者に行って」
渡「わかった」
A「できる？大丈夫？」
渡「できる」
A「ん。じゃあよろしく。舘さん、私はもう帰りますから」
宮「ああ、ありがとう」
渡「あ、見送りは俺が行く。お前は座ってろ」
宮「あぁ…わかった」
玄関までついてきてくれた翔太くん。靴を履いて振り向いたら…情けない顔。
渡「…涼太…治るよな？」
A「大丈夫、安心して」
渡「…ん」
ぽんっと頭をなでて、家を出る。
可愛いとこあんじゃん、渡辺。
...end
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作者名：まめ
| 作成日時：2023年5月3日 13時
