お知り合いでした ページ3
佐久間君改め大介くんのパンを買ってきた、阿部さん?も一緒に、よく知らない科のよく知らない教室でよく知らない人たちとお昼ご飯を囲んでいます…どんな状況よ、これ…
岩「でさ。Aと佐久間はどういう関係なの?」
若干不機嫌の色が見えるひぃくんに聞かれる。このひと独占欲の塊だからな…気に入らないんだろうな。
A「私が所属していたバレエ教室が、女の子しかいなくて。けどU15の部での発表会で「白鳥の湖」をやりたいってことで、先生と仲がよく交流もあった別のバレエ教室から王子役を借りることになって。その時に来てくれたのが、大介くんだったんだよね」
阿「へぇー!佐久間がバレエやってたのは知ってたけど、ほかに応援に行くほどの実力だったんだね」
佐「いや、そんな…」
A「その年齢で、その教室で、では一番だったと聞いたよ」
佐「そんなことないよ…」
岩「…かわい…」
聞こえましたよ!?わたし真横にいたから聞こえましたよ!?てかその目!大介くんを見つめるまなざし、えっぐいレベルでデレデレじゃん!!その顔、スイーツ以外を相手にしてもできるんだね!?
佐「け…けど、Aちゃんも、すごかったじゃんね、バレエ…」
A「え?」
佐「主役のオデットではなかったけどさ…黒鳥…別キャストにしてたでしょ、あのとき。オデット食われるレベルで、上手だったよ…見惚れてたもん…俺…」
A「…ほんと?」
佐「…ほんと。きれいだった」
A「…へへ…ありがと」
…うれしい。こんなところで、過去の自分をこんなに認めてもらえるなって思ってなかった。すごくうれしい。
…が。
横からのまなざしが怖いです、睨まないでいわもっさん!!!
阿「王子役ってことは、佐久間がジークフリードか…見たかったな、その舞台」
渡「じーくふりーどって何」
A「王子の名前」
佐「でも、ほんと俺もオデットも、Aちゃんに食われてたよ」
阿「そうなの?笑 でもみたかった。Aさんの黒鳥も含めて、さ」
A「いえいえいえ私なぞそんな…」
岩「ねぇそれより、こんどの工業祭のさぁ…」
おお、無理やり話をすり替えたね。必至だな、ひぃくん…
けど、そろそろ恥ずかしくなってきたから…ありがとう…
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harutomo(プロフ) - 恋の展開に、終始叫びながら読んでました(笑)あぁー、この恋、みんな実ってくれー!! (2023年3月25日 22時) (レス) @page26 id: 00a3796c0a (このIDを非表示/違反報告)
まめ(プロフ) - まみりんさん» まさしくその環境を描きたかったんです!存分にニヤニヤしましょー! (2023年3月24日 20時) (レス) id: 5b73301160 (このIDを非表示/違反報告)
まめ(プロフ) - りんごチョコポップコーンさん» コメントありがとうございます!レンメグロ…? (2023年3月24日 20時) (レス) id: 5b73301160 (このIDを非表示/違反報告)
まみりん(プロフ) - パスワードありがとうございました。読んでいて自分目線でいわさく見てるようで楽しかったです。二人とも可愛い!と思いながらニヤついてました。 (2023年3月12日 22時) (レス) @page27 id: 3f67abdb30 (このIDを非表示/違反報告)
りんごチョコポップコーン(プロフ) - 遅くなっちまいました!!甘々ですね、さすがいわさく。さっくんも弱くなってたけど、結局中身はさっくんですね!笑 最後の後輩、もしやレンメグロ…? (2023年3月4日 13時) (レス) @page27 id: 61d7d12311 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まめ | 作成日時:2023年2月17日 12時