Act.17 ページ19
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「ホンマやん!!え、嘘!!お揃いコーデだ!!w」
「アハハハ!!やばい!!打ち合わせなしでこれはやばい!!ありがとうしょーたん!!あなたのファンにあたしは殺される!!」
「待って待って!!殺されないから!!w
えー、Aちゃん可愛い!しかもインナーカラー藍の髪色も入ってるじゃん!え、偶然?」
「しょーたんに会えるのが嬉しすぎて入れてきちゃった…♡」
「うっわ待って…めっちゃキュンとした…。やめてそんな可愛い事しないで。俺も男なんだよ?分かってる?」
「分かってる分かってる。しょーたんはちゃんと男の子だよ(笑)」
「絶対分かってないでしょ!!」
車内でのあたしたちはうるさかったと自信がある。BGMはカルナイをかけてそれぞれモノマネしたりしょーたんの生歌に生ライブ感覚でキャーキャー言いながら目的地に向かっていた。
都内から少し離れたショッピングモールに着いて、お目当の服屋からあまり入ったことのない所、知らないブランドなど色々と物色してお互いに似合う服を送り合ったり自分の分を買ったりと手にはショップバックが5個もぶら下がった頃にようやくお昼をすることにした。(荷物は全部コインロッカー)
「お腹減ったねー。」
「ねー、あ、姫どうぞ。」
「……ねえ、逆。」
「え?(笑)いいから早く座ってくださいー(笑)」
「もうっ、絶対次覚えててよ!」
今日はそんな気分なので、しょーたんの椅子を引いて待っていると不服そうな顔でほっぺを膨らませる三十路のこの子。可愛いなーと思いながら座らせると自分も前に座った。
頼んだ料理はどれも美味しく、女子か、と言いたくなるようなお互いの料理を交換してアーンとしたり、デザートも交換して食べさせるなど側から見たらカップルかよと言いたくなるような事しかしてない。
買い物も満足してそろそろ帰ろうかとなった頃、今日初めて見たアクセサリーショップで足が止まった。
目に着いたのはネックレス。
シンプルバーのネックレスなのだが、色がシルバーとゴールドとあった。そのシンプルなデザインに思わず可愛い…と呟く。
「あ、それ可愛いねー。」
「ねっ、可愛いよね!買っちゃおうかな…。」
「んー、Aちゃんさえよければさ、お揃いにしない?」
「へ?いいの?」
「もちろん!」
しょーたんの提案もあり、あたしはシルバー、しょーたんはゴールドでお揃いにした。
その夜、早速ツイッターに画像を載せて自慢をしてやろうと思う(笑)
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mameiyiteng3(プロフ) - りるとさん» ご指摘ありがとうございます、早速直させていただきます!申し訳ありませんでした。 (2020年2月14日 17時) (レス) id: a55d9f83ab (このIDを非表示/違反報告)
mameiyiteng3(プロフ) - Riさん» 遅くなり申し訳ありません!ご指摘いただきありがとうございます。曜日が確かに間違っていたので、直して掲載しております。申し訳ありませんでした。 (2020年2月14日 17時) (レス) id: a55d9f83ab (このIDを非表示/違反報告)
りると - act33にある宮野さんの名前の漢字なんですけど守じゃなくて真守なので直した方がいいかと思います。とても面白い作品なので楽しんで読んでいます。 (2020年2月14日 0時) (レス) id: 615da3bcde (このIDを非表示/違反報告)
Ri(プロフ) - act.30くらいで夜遊びの曜日なのですが、安元さんと江口さんが出ていらっしゃるのは、火曜日ではなく月曜日ではないでしょうか?お話、とても面白いです。 (2020年1月26日 11時) (レス) id: 6e0fe8bfcb (このIDを非表示/違反報告)
mameiyiteng3(プロフ) - misteriascatさん» ご指摘ありがとうございます。23話を非公開の状態にしていました…。 (2020年1月3日 21時) (レス) id: a55d9f83ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あきら | 作成日時:2019年12月8日 19時