０番目の奇蹟、２ (ページ18)

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第１３Q-３ページ18

「しかしまさかこんな早く対決できるとはねー。初めて会った時から思ってたんだよ、オレお前は同じ人種だって。同じ一年だし？パスさばくのがスタイルっつーか生業の選手としてさ、だからねーぶっちゃけなんつーの？アレ…同族嫌悪？

お前には負けたくねーんだわ！なんか。
てか今までこんな感覚になったことねーんだけどな。お前が多分…どっか他と違うからじゃね？」

「すいません、そういうの言われるの初めてで…困ります。…けど、ボクにも似た感覚はちょっとあります。」

「いーね、マンマンじゃん、やる気っ…て、んが！？」

挨拶もそこそこにテツはミスディレクションで姿を消しパス回しに行っていた。だけどもあの高尾にはすぐバレてしまい…パスを弾かれてしまった。

「黒子のパスが……！？」

「失敗！？」

「いや…失敗じゃないですヨ。高尾は持ってる…多分、伊月先輩のイーグルアイより上のホークアイを…。」

テツのミスディレクションは、テツを見ようとする視線を逸らすモノ。だけどホークアイは全体を見ようとする能力だからテツ１人を見ようとしてない。

「高尾には、テツのミスディレクションは通用しないんデスヨ。」

「誠凛タイムアウトです！！」

テツがいることで火神も点が取れるのにこれだと結構ピンチだ。

「カントク、このまま行かせてくれ…ださい。おいまさか、お前このままやられっぱなしじゃねーだろーな。」

「まあ…ちょっとやです。」

「ハッ、じゃーひとまずは高尾を任せた。こっちもアイサツしようか。新技もあるしな。」

fin.