ピエロ２ ページ47
一緒に探す事を制止されたジュンミョンヒョンが怪訝な顔をする。
とにかく見つけなきゃと部屋の中を必死に探す僕を見て
クリスヒョンは見てられないとリビングを出て行った。
本を探してる間もレイヒョンの言葉は続く。
「俺はマニだから大事に読んでくれるだろうと思って貸したんだよ
なのにさ、無くしましたそうですか、とはいかないよね」
「ホントにごめん…早く見つけるから…」
「マニ、俺が来なかったらどうするつもりだったの？
ジョンインが言うように新しいのを買って、何事もなかったように
俺に返してたの？」
テーブルに頬杖をついてニコニコしながら言う。
口調も表情もいつも通りなのに、言葉が冷たくて痛い。
気持ちばかりが焦って、どこを探せばいいかも分からなくなる。
「マニ、もういいよ。
自分でも分からない所に置いて忘れちゃったんでしょ？
所詮、俺の持ってる本の内の一冊だし
別に無くしても良いかくらいの気持ちだったんでしょ」
「違う…そんな事思ってないよ…本当に…」
「俺は知らなかった事にするから新しいのを買って
普通に返してよ。俺は何も言わずに受け取るから
そんな俺を見て上手く行ったって笑えばいいじゃない？」
「待って…レイヒョン！本当にごめん…！」
出て行こうとするレイヒョンの腕を掴んで謝る。
僕を見るレイヒョンの顔が氷みたいに冷たい。
メンバーも只事じゃない空気に僕を見る。
「マニ、ごめんじゃないよ」
「あの…」
「ごめんなさい。…でしょ？
ヒョンとしても俺の事、舐めてるんだね
舐めてるってゆうか、嫌いなんじゃない？」
いつもの、レイヒョンじゃない。
僕の知ってる、レイヒョンじゃないみたいだ。
そう思ったら一気に涙が溢れる。
思わず膝からへたり込んでしまうくらいの、恐怖。
レイヒョンの事を嫌いだなんて一度も思った事ないのに…
レイヒョンがこんなに怒る程、大事な本だったなんて知らなかった。
へたり込んで泣く僕の前にしゃがんで顔を覗いてくるレイヒョン。
「泣かないでマニ。
俺は何事もなかったように騙されてあげるって言ってるんだよ？
泣いたからって、許してあげるとも言ってないよ？」
「ごめん…なさい…僕…本当そんな…つもりじゃ…」
「マニ、大丈夫？」
ボロボロに泣く僕にジュンミョンヒョンとギョンスと
シウヒョンが駆け寄って来る。
「僕…っレイヒョンの事は尊敬…してるし…
舐めてなんかいないよ…僕…レイヒョンの事…大好きだよ…ぉ…」
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のいこ(プロフ) - きゅみんさん» 何だか凄く嬉しいお言葉をありがとうございます！マニ同様、騙されて頂けたみたいで作者冥利に尽きるってもんです！！また、リクエストページもパート２を作ろうかと思っているのでこれで頑張れますよ―！ありがとうございます＞＜ (2013年11月12日 1時) (
レス) id: be4d6a48b3 (このIDを非表示/違反報告)
きゅみん - 最初ドッキリの話だと検討もつかず、ガチで焦りましたｗｗレイさん・・・？！ってなりましたｗｗやっぱり作者様最高です！これからも頑張ってください＾＾ (2013年11月11日 20時) (レス) id: 8704097414 (このIDを非表示/違反報告)
のいこ(プロフ) - りりさん» 今からどう泣かせてやろうか、誰に何をされて泣かせようかなどど考えたらヨダレが・・・(汚)ベストオブドSですか・・・どうしましょう・・誰にしましょう・・・ｗあまり期待せずにお待ちくださいっ＞＜ (2013年11月6日 2時) (レス) id: be4d6a48b3 (このIDを非表示/違反報告)
りり(プロフ) - ですよねですよね！w 妄想が止まらんのですw 滅多に泣かないマニちゃんだからこそ、萌えるだろうなぁ、、笑 作者様の中のベストオブどSメンバーの、ベストオブどSっぷり、楽しみにしております^ ^w 更新頑張ってください^ ^ (2013年11月6日 1時) (レス) id: e9cdf9ed2f (このIDを非表示/違反報告)
のいこ(プロフ) - りりさん» リクエストありがとうございます！マニが泣くお話しですね！意地悪されて泣くのはまだ書いた事ないので妄想してみます！うちのマニはなかなか泣きませんからね・・・ｗしかも私が思う一番のドSなメンバーに・・・誰だろうｗ考えるとわくわくしますｗ (2013年11月6日 1時) (レス) id: be4d6a48b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nic
| 作成日時：2013年7月3日 0時
