スノーフレーク (ページ4)

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廉との出会いは突然だった

私は、都内に上京してきてもうすぐ一年が経つ

そして親友であるみくも同じく就職を機に東京に越してきた

職種も全然違う私たちだけど、私にはみくしか本当の意味で分かり合える友人はいない

そのくらい私にとっては大切でかけがえのない存在

きっかけは

そんなみくからの出来事だった

みく:ねえ、Aがよかったらついてきて欲しいんだけど、

みくが私たち以外の人もいるお酒の席に誘ってくるだなんて珍しい

いつもだったら，面倒くさくていかないかもしれない

でもその当時の私は彼氏と別れて一ヶ月弱で変にむしゃくしゃしてたみたい

今となってはその選択は間違ってなかったって心から思える

お酒の席にはどうやらすごい人が来るらしく、みくの文面から緊張してるのが感じ取れる

みく:キンプリ知ってるよね？

いやまぁ、知ってる

平野紫耀がいるグループね

どうやら，お酒の場に来るのはそのグループの人だと

そりゃあ、緊張するのもわかる

それに、確かみく最近キンプリにハマってるって言ってたような

確か、なんだっけ顔が濃い子

　

でも正直，韓国のアイドルグループにしか興味が無い私はビビっとこなかった

いや、すごいってことは日本の芸能界に疎い私でもわかるけど…

みくは、表参道の某ラグジュアリーブランドのスタッフをしているからそこで仲良くなるのもわかる

お気に入りのヒールを履いてみくとの待ち合わせ場所に向かう足取りは思いの外軽かった。

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