episode 51 ページ1
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しばらくして部屋を出たA。
俺はやっとベッドから出ることができた。
ほんとに無防備すぎんだろ…
ずっと布団に潜ってたから喉が渇いた。
リビングに行きたいけどなかなか行けない…
顔見たら変に意識してしまうような気がした。
しばらく悩んでるとちょうどハルが服を持って入ってきた。
悠「トウマ!起きてたの?」
トウマ「あぁ、だいぶよくなった気がする」
悠「無理ばっかりして…俺たちにちゃんと言えよな!」
トウマ「悪い悪い!着替えありがとうな」
悠「…着替えさせようか?」
トウマ「いいよ!大丈夫だ!それより喉が渇いたんだよな…」
悠「着替えたら言って、持って行く」
そう言ってハルは部屋を出た。
持ってきてもらった服に着替えてるとドアの向こうから声が聞こえた。
「トウマくん、調子はどう?飲み物用意したから着替え終わったら言ってね」
タイミング良すぎ…ちょうど着替え終わった。
トウマ「着替え終わったから大丈夫」
ドアを開けると不安そうな顔をしながら飲み物を持ったAが立っていた。
俺がいつもどおりに笑顔で「ありがとな」って言うとパァっと明るくなりAも笑顔になった。
その笑顔はめちゃくちゃ可愛くて愛おしくなった。
俺はそのままAの手を引いて部屋の中に入れた。
「トウマくん、だいぶよくなったみたいで良かったよ!無理はしないでね」
トウマ「あぁ、いろいろありがとな…あんまり覚えてなくてさ申し訳ない」
「いいの!気にしないで!お粥も作ったからよかったら食べない?」
トウマ「ありがとう、食べるよ」
「やっぱり私はトウマくんのその笑顔がすごく好き!笑ったときに見えるその八重歯もトウマくんらしくて、やっと笑顔見れた!」
…!!
そう言って俺の方を見て笑顔になるA。
めちゃくちゃ可愛い…
もう知らないからな…!!!
「きゃっ…!!」
気づいたときにはAを思いっきり抱きしめていた。
「ト…トウマくん!!」
トウマ「キスしてもいいか?」
「えっ…!?トウマくん何言って…んん!!」
有無を言わせずに勝手に唇を塞いでしまった。
もう後には引き下がれない。
俺は…Aが…
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べベンべエエェェ - いすみんおばあちゃん子だもんなぁ (2021年12月28日 22時) (レス) @page3 id: ce3d8a7ebf (このIDを非表示/違反報告)
べベンべエエェェ - いすみんツンデレでめっちゃ心配してんのかわいい……っっっ! (2021年12月28日 22時) (レス) @page1 id: ce3d8a7ebf (このIDを非表示/違反報告)
まめだんご。(プロフ) - アイリスさん» アイリスさん、いつもありがとうございます!引き続き楽しんでいただけたらと思います^^ (2020年12月20日 18時) (レス) id: 5b4598f982 (このIDを非表示/違反報告)
アイリス(プロフ) - 続編おめでとうございます〜!いつも楽しく読ませてもらってます(*^^*) (2020年12月18日 2時) (レス) id: a51b9b4ea4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まめだんご。 | 作成日時:2020年12月17日 14時