55話(樹side) ページ8
俺はいつから間違えたのだろうか。
あいつのためにバイトを決めた日だろうか。
それとも、あいつと出会った日だろうか…
どの記憶を振り返っても必ずAがいる。俺にとってかかせないのがAだ。
俺はこいつを守るのが使命なのだと昔から親たちに言い聞かされてきた。
だから、意識したのはいつから？と言われてもいつからだろう…でも確かなのは俺にとって大事なのはまずA。おれにとって居なくなられて困るのがA。地味にモテて俺を焦らせる困ったやつがA。昔っからそうだった。なんなら、慎太郎たちですらAに気があったと思う。
里菜とはAの取り合いをよく小学生の頃はした。
俺はひたすら頭でぐるぐるとAを思いながらぼーっと家に帰り、隣の家を見る
こんなに近いのに、近かったはずなのに…俺はいつからまちがえた？？
｢ただいまーー。｣
ママ｢あっ！！樹！！今帰ったならちょうどいい！隣の柊さんにこれ届けて！｣
ドサッと渡されたのは田舎から届いたじゃがいもやにんじんやらたくさんの野菜
ママ｢ばぁちゃんがまた送ってきてさぁ。うち割と料理する家じゃないしw隣の柊ちゃんは料理のレパートリー多くて、こないだ田舎が欲しいって言ってたからあげてやって！！｣
目を輝かせていうママ。いつもなら分かったというとこだが…この人はまだ俺とAが喧嘩しているのとに気づいてないみたいだから
｢ママ、俺さ、Aと喧嘩中｣
ママ｢だから？ママは柊さんと喧嘩してないわ。｣
｢なら、ママが行けば！｣
ママ｢つべこべ言わず、行く！｣
そのままドアから追い出されてしまった
…俺は隣を見てため息をつく
さっきのあれで会ったらどんな顔をすりゃいいって話だよ。拷問か？俺を試してんのか？神よ…
なんて1人でバカやってると
Aママ｢あれ？樹くん！？｣
Aママが俺に気づいて自転車から降りてくる。どうやら買い物行ってたみたいだ
Aママ｢樹くん久しぶり！！ごめんなさいねぇ。うちの子がまーだ喚いているみたいで…｣
うちの母とは違い、娘のことをよく知っている
樹｢あっ！これママが…っ！！うちのお、お袋が｣
Aママ｢くすっ。いいのよ？いつも通りに呼びなさい。｣
樹｢なっ、ならママがもってけって！荷物になるから俺、キッチンまで運びます！！｣
Aママ｢まぁ！えらいわぁ。うちの子ったらまだ帰ってこないのよ…｣
というAママのことばに俺はびくついた
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Mameco.(プロフ) - ヒヨリさん» ありがとうございます！！この言葉を励みにがんばります！！ (2019年9月9日 22時) (
レス) id: 3ff1238766 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨリ - もうキュンキュンが止まりません!!思わず叫んじゃいました(笑) (2019年9月9日 18時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
Mameco.(プロフ) - ごめんなさい！そうでした！外します！ (2019年8月27日 12時) (レス) id: 1e0c44b9c9 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年8月27日 5時) (レス) id: b7476e7385 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mameco. | 作成日時：2019年8月27日 1時
