53話(京本side) ページ6
俺は空き教室を見つけ入ってすぐにAちゃんをしゃがんでのぞき見る。やっぱり君は泣いていて、俺はそっと涙を拭った
A｢っ！！すみません！！｣
必死に泣きながら泣く君。
そんな顔させたいわけじゃないのに。
なんて言ったって俺のせいで泣いてるんだけど…
俺は大人気ないことをした。
田中の本気の気持ちを知っていたけど、田中が女の子と二人で手を繋いでるのを見て俺はちょっと嬉しかった。だって、やっと俺を見てくれる！！って思ったのに今日の今日まで1回も俺を見てくれない。君の目に映るのはいつも…
俺はかなり不運らしい。真実を知ってすぐ田中に会った。田中を問い詰めると…
樹｢俺、実はバイトしてるんすよ。今。だから、謝らず先に帰ってるのもあります。忙しいんで。…で、なんでそこで坂口が？ってなりますよね。実は坂口も翔太先輩に内緒で同じところでバイトしてるんです。あっ！怪しいとこじゃないっすよ。…で、なんでバイトしてるかって言うと…あんたとAには言いたくなかったんだけどな。Aの誕生日実は文化祭の次の日なんですよ。だから、思いっきってあいつが欲しがってた物かって告白しようって決めたんすよ。…それなのに、給料日にあんたとイチャイチャしてるのが見えてショックで…それで、次の日坂口と一緒に誕プレ買いに行く約束してたんで。Aには黙って行ったんですよ。まぁ、バレたとしてもヤキモチ妬かせたかったのもあります。妬いてくれれば脈…あるし。｣
｢すごくいい話してるのは分かるけどなぜ手を繋ぐことになるんだよ。｣
俺は眩しすぎる田中に冷たく言うしか無かった。それしかかっこうがつかなかった。
樹｢…坂口、あいつ翔太先輩との記念日がもうすぐだからってプレゼント買うためにバイトしてたんすよ。それで、やっと買えたけど、どうしよう！こわい！って言うんで両手掴んだら震えてて、俺も告白ようやくするって決めたってって話してたんで俺も震えててお互いにバカだな〜っていって笑ってバイバイしたんです。ただそれだけです。なんもないんです。えっ。まさか翔太先輩誤解してませんよね？あの人めんどくさいんですよ。嫉妬すると…｣
そう言ってぶつくさと本気で面倒くさがる田中を見て、俺は負けたって思った。
だから、せめてものの意地だった。今日告白してしまえば、Aちゃんは困るかもしれないが少しは俺を考えてくれる…これしかないと
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Mameco.(プロフ) - ヒヨリさん» ありがとうございます！！この言葉を励みにがんばります！！ (2019年9月9日 22時) (
レス) id: 3ff1238766 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨリ - もうキュンキュンが止まりません!!思わず叫んじゃいました(笑) (2019年9月9日 18時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
Mameco.(プロフ) - ごめんなさい！そうでした！外します！ (2019年8月27日 12時) (レス) id: 1e0c44b9c9 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年8月27日 5時) (レス) id: b7476e7385 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mameco. | 作成日時：2019年8月27日 1時
