49話(まだ京本side) ページ2
あのあと、高地から聞き出せた情報は坂口ってやつはしょっぴーの彼女でもうだいぶ付き合ってるらしく、高地はしょっぴーと席が近いため毎度惚気の餌食になっているという…
じゃあ、田中のはなんだったんだ？
もし、二股だったら…まじでAちゃん泣かしたし俺の友達も裏切ってるってことだし…だぁぁぁぁ。俺何考えてんだよ！今割とチャンスなんだぞ！？
自問自答繰り返しながらまたサボっていると…
本当にちょうどよく現れるわ。ほんとよく。
｢…田中！｣
目の前でふらふらとだらしなく歩いてた田中は俺の声でビクつき振り返った
田中｢…なんすか？｣
うわぁ。声にドスが聞いちゃってますよ？
そりゃそーだろうけど
｢あのさ、お前まだAちゃんとけんかしてるの？｣
田中｢…ちっ。だからなんすか？｣
ものすごい剣幕で俺を睨む彼はまさにライオン…
｢あーいや、そんな喧嘩腰に来ないでよ…。こわいから｣
田中｢は？喧嘩売ってるのはてめぇだろーが。｣
｢まぁ、そうなっちゃうよね。けんかは売る気ないんだけど。あのさ、もう、絡むのやめなね？坂口さん？だっけ、君先輩の彼女に手を出したらだめでしょ？｣
俺は軽蔑するように田中を見る
割と心のあるやつだと思ったのに…
田中｢は？｣
｢いや、だから、坂口さんはしょっぴーの彼女でしょ？ダメじゃん。二股は。｣
田中｢は？お前マジで何言ってんの？｣
っだぁぁぁぁぁ。坂口ってやつすげーな。二股してるの分かってても離したくないってやつ？
マジでこいつのこと見損なったわ。
｢…へぇ。開き直るんだ。じゃあ、いいや。お前って芯のあるやつだと思ってたんだけど、俺の思い過ごしみたいだね？｣
そう言いきって過ぎ去ろうとしたその時
ガシッ
俺の腕を強く握る田中
田中｢お前、マジで何が言いてぇの？｣
睨んで来るので俺も負けじと睨みがえす
｢俺、一応先輩なんだけど。｣
そう言っても手の力は変わらない
｢はぁ…お前まじで、何考えるの？お前が諦めるなら俺はまじで強引にでも行くよ？｣
田中｢だから、お前はさっきから何が言いてぇんだよ！｣
｢お前は、Aちゃんのこと好きと宣言しといて先輩の彼女に、しかも俺の友達の彼女に手を出すっていい根性してるねってだけだけど？なにか文句ある？｣
俺はじっと冷たく睨み返すと田中は
｢は？｣
ふっと力が抜けるその隙に腕を振り払う
田中｢ちょ、ちょっと待てよ！！俺、二股なんかしてねぇし！なんで坂口が出てくんすか！？｣
…は？
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Mameco.(プロフ) - ヒヨリさん» ありがとうございます！！この言葉を励みにがんばります！！ (2019年9月9日 22時) (
レス) id: 3ff1238766 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨリ - もうキュンキュンが止まりません!!思わず叫んじゃいました(笑) (2019年9月9日 18時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
Mameco.(プロフ) - ごめんなさい！そうでした！外します！ (2019年8月27日 12時) (レス) id: 1e0c44b9c9 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年8月27日 5時) (レス) id: b7476e7385 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mameco. | 作成日時：2019年8月27日 1時
