黒ｶﾞﾐﾉ美ｾｲﾈﾝ (ページ7)

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その後引き続き鏡に

｢この者をあるべきところに帰したまえ。｣

とクロウリーが言うものの鏡の男は反応しない。

出てきたと思えば

｢その者の帰るところはない。｣

とただ一言。

なんだそれ。オレにはデンジを護衛するという任務があるのだが。

クロウリーは盛大なため息をつくと

｢いいでしょう。こうなれば仕方ありませんね。
本日はもう遅いですし私の部屋へ泊まって行きなさい。話は明日詳しくします。｣

とオレに告げた。

この状況下ではどうすることもできないので仕方なくクロウリーについて行くことにした。

クロウリーの部屋に着くまでにこの学園のことやこの世界について色々と聞いた。
半分は理解したかな、多分。

その日はすぐに眠りについた。

翌日ナイトレイブンカレッジ通称NRCに向かう途中にオレと同じこの世界ではないところから来たらしいユウという青年の話を聞いた。

どうやらオレは魔法が使えない為同じく魔法が使えない青年と同じ寮に所属するらしい。

行く道中闇の鏡に言われた異様な力のことを聞かれたが上手くはぐらかしておいた。

昨日寝る前に試して見たところ悪魔の力はこの世界でも使えるようだ。