お前らはまあまあ好き【白鳥沢】 (ページ43)

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まあまあ好き/白布ページ43

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寂しいのに、強い

そんなあなたに不謹慎かもしれませんが
俺は美しいと思いました。

『賢二郎今日は親子丼かぁ～……』

「はい。牛島さんが食べてるの見て美味しそうだったので」

『よかったねっ！！
Aは覚から鶏肉かっさらってきたとこ！』

天「この大食い！」

『うるせえ！この世は焼肉定食！』

白「弱肉強食ですよね」

『それ！ナイス賢二郎～っ』

そう言って俺の頭をクシャクシャ撫でる。

天「俺がそれしたら賢二郎嫌がんのにどーいうつもりィ」

「……天童さんとAさんは違うので…やめてください撫でないでください(せっかくAさんに撫でてもらったのに)」

瀬「あからさまに嫌そうな顔だな白布ww」

「ごちそうさまでした。Aさん明日の相談があるのでお時間良いですか」

『まかせろ次期キャプテン♪』

天「俺も連れてって『来たら残りの鶏肉喰い散らかすよ？』………もーいいし。」

廊下を歩く二人

「……Aさんは鋭いのにどこか鈍いですよね…」

『上げて落とすの早くない？』

「明日の相談なんての、嘘ってわかってるでしょ？」

『そりゃね！』

「でも理由はわかってない、と」

『うん、そうだね。でもね賢二郎言ってくれなきゃわかんないよ』

・・・たしかに。

「あの……嫌だったらいいんですぐに返事してください」

『な、なに！？公開いじめ……とか！？』

「………俺は」

ギュッ、とAの手を引いて
距離を詰める白布

「Aさんの事が好きです」

『………ど、どこが！？落ち着きないし三年にこき使われまくってるし！』

「いつも一生懸命なところ……ですね」

『………え……じゃ、じゃあさ…』

「あー……やっぱ言っちゃうと欲しくなるな……」

頭をガシガシかいたあと、白布は
真剣な目で言った。

「俺と付き合って下さい、Aサン」

『………う……うん……』

「！……ほんとですか！？」

『ほ、ほんとだよ！？ドキドキしてるだけ！』

「ほんとだ……すげードキドキしてる」

Aの手首に指を当て、脈をとる白布は
嬉しそうに笑ってAの頭を撫でた

「俺を一番に応援してくださいね」

『しょうがないなぁ……』

天「その次俺な！」

川「天童さん空気読みましょう」

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