お楽しみは最初に、／ fj ページ5
A『ふーくんってさあ、思ったよりクールだよね』
ソファに寝転がりながら漫画を読む彼女はそんなことを言い出した。
｢突然どうしたの(笑)｣
絶賛編集中の俺は顔は向けず声だけを投げた。
A『動画とかだとMっ気の塊みたいなキャラなのに実際は結構Sっぽいなと思って。
まあそこもふーくんの好きなところのひとつなんだけどね、MでもSでも。
あ、ちなみに私はLだよ。』
なんて変なことを言い出すので、一瞬ハテナが浮かんだけど、理解するのにそこまで時間はかからなかった。
｢それは服のサイズでしょ(笑)｣
A『あ、バレた？(笑)』
なんて、こんなゆるゆるの会話も俺にとっての癒しだったり。
A『あ！そうだ！』
漫画を読むのをやめ、体を起こして俺の方を見つめてきた。
｢ん？なあに？｣
A『今日の夜ごはんは何が食べたいですか！何の気分ですか！』
なぜか威勢よく聞いてくるもんだから何かあるのかと探ろうかとも思ったんだけど、
｢今日の夜ねえ…」
A『うんうん！』
｢A｣
A『ひぇ？』
俺が発した言葉に驚き、変な声を出したA。
｢だから、今日…っていうより今すごくAに満たされたい気分かなあ｣
A『え、え、え、え、んー…か、カレー？うん、うん、わ、私も食べたい気分だったから材料買いに行ってこようかな〜…』
わかりやすすぎるほどの動揺を見せ、話を逸らそうとする彼女に対して俺は、肩を押してソファにもう一度寝させた。
｢うち来る時材料持ってきてるの知ってるよ｣
ふふ、と笑って上から彼女を見つめる。
彼女は恥ずかしそうに顔を背けた。
A『ふーくん…悪い顔してる…』
照れて真っ赤になった顔を隠そうと当てる彼女の手をとり、彼女の指に俺の指を絡ませた。
ちらり、と少しだけ俺の顔を見て、
A『カレー食べてからじゃ、ダメ？』
｢ん、俺もう我慢できそうにないから、カレーは後で一緒に作ろう？｣
そう言うと小さく頷く彼女。
｢いいこいいこ｣
俺はそう言って彼女の頭を撫でる。
｢さ、楽しいこと、始めよっか｣
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
まとめ方もだけど、最後なんだか微妙かなあっていつも思う…
こんな感じですが、hit数だったりお気に入りが少しずつ増えていってるみたいですごく嬉しいです！
ありがとうございます！感謝！
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よねこ。(プロフ) - グリノワさん» リクエストありがとうございます！遅くなってしまうかもしれませんが、できるだけ早く作りたいと思いますのでお待ちください！ (2019年10月4日 23時) (
レス) id: 9f6b170c95 (このIDを非表示/違反報告)
グリノワ(プロフ) - あの、フジさんとキヨさんの取り合いみたいなの作ってください！ (2019年10月3日 23時) (レス) id: b22c80f763 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よねこ。 | 作成日時：2019年9月29日 15時
