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騒動 ページ32

隼からの連絡で、Aを探して回ったGENERATIONS。

マンションの前で再び合流した。


RU「どやっ!?」

RY「こっちにはいないよ…。」

MD「足で移動できるとこにはいないんじゃないの…?」

YT「そんなん探せんやん…。」


みんなの視線が玲於に集まる。


HT「玲於…。」


顔を歪める。


AL「雨、強くなって来たな…。」

RU「発作起こして倒れてるとしたらヤバイで!?」

RY「玲於!」

RO「分かってるっ!!ちょっと待てよっ!!」


どうすれば…

Aの行きそうなとこ…

どこだ…


焦った頭では何も思い出せない。

七人集まったところで、いい案もなかった。


AL「ここで集まってても見つからないよ…。とりあえず、今よりもう少し先まで探してみよう…。」

RU「せやな。涼太、行くで。」

RY「うん…。」

AL「裕太くん。隼。」

YT「オケ。」


散っていくメンバー。

焦りが恐怖へと変わっていくのを感じていた玲於。

その場から動けない。


MD「玲於!」

RO「……メンさん、俺…。」


なんで見つけらんないんだよ…

どんなに人混みの中にいても…

Aを探せる自信があったのに…

なんで…


泣き顔へと歪んでいく表情。


MD「今は探すことに集中しよう…。」

RO「でも……。もう思いつくとこが……。」


メンディーは大きな手で玲於の肩を掴んだ。


MD「みんな探してるんだよ!?玲於が真っ先に諦めてどうすんのっ!?」


涙の溜まった顔を上げる。


MD「ここで泣いてたってAちゃんは帰って来ない。見つけてあげるんだ。玲於が。」


鼻をすすって目をこする。


MD「行こう。」

RO「うん。」


二人で走り出す。

強まっていく雨が、みんなの髪をぬらしていた。


昨日と同じ今日はない…

昨日が幸せでも…

今日が幸せとは限らない…

それでも人は信じることが出来る…

今日より明日は…

幸せであれと…


さっきよりずっと伸ばした足。

街には傘の花が咲き出した。


いつの間にか辿り着いたスクランブル交差点。

深夜だと言うのに大騒ぎになっていた。


MD「何あれ…。」

RO「事故でもあったのかな…?」


近づいて行く。

集まっている野次馬の話し声。


※「倒れたらしいよ…。」

※「え、ど真ん中で?」

※「いい迷惑じゃん(笑)」


不自然に止まっている救急車。

交通整理をする警察官。

クラクションの音と、野次馬の声。


玲於の鼓動は、不快感を覚えるほど早くなっていった。

悲しいこと→←雨



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設定タグ:GENERATIONS , 佐野玲於 , EXILETRIBE   
作品ジャンル:恋愛
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りな(プロフ) - もどかし過ぎて辛いです(泣)何が正解なのか…。龍友くん何をする気なんだろう… (2018年11月15日 0時) (レス) id: 12a3518566 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mamario | 作成日時:2018年11月14日 20時

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