無愛想 ページ8
まだAが制服を着てた頃…
俺たちは初めて出会った…
コンコン…
賑やかな笑い声の中に小さなノック。
都心の飲食店の個室。
※「お連れ様二名様、おいでになりました。」
案内されて姿を見せたのは…
美波と…
まだあどけなさの残るA…
RH「遅いー。」
大きな長細いテーブルを囲んでいた面々。
MN「ごめん…。Aがちっとも支度してくれなくて…。」
美波は顔の前で手を合わせた。
RH「Aは？」
MN「えっ？あれっ。」
扉から顔を覗かせると壁に寄りかかるA。
MN「何してんの？早く入りなさいよ。」
仏頂面のAを引っ張る。
NA「わぉ。制服なんて初々しいねぇ(笑)」
Aに集まる視線。
サッと美波の背中に隠れた。
MN「ちょっと…どうしたのよ…？」
困った顔。
RH「やっぱり初対面はダメかぁ(笑)」
MN「人見知りなの。」
RH「私も初めて会った時は口も聞いてもらえなかったもんねぇ。」
顔を見合わせて苦笑いした。
MN「ごめんなさい。気にしないでください。」
Aを椅子に座らせて自分も座った。
NK「名前は？」
IT「俺らのこと分かる？」
EL「何歳？」
KJ「おっさんみんなで質問責めにしたら怖いやろ(笑)」
NA「ちょっと健ちゃん。今のオッサンの枠に俺入ってないよね？」
KJ「え？入ってますよ。当たり前やないですか(笑)」
ニコリともせず…
誰かと目を合わせることも無く…
ただ…
俯いて…
これが本当に美波の妹かと…
疑いたくなるくらい愛想がなかった…
それでも…
OM「ねぇ、音楽好き？」
ピクリとも反応しない視線。
臣ちゃんは話しかけて…
言葉のひとつも発しないのに…
OM「EXILE、とか聞いた事ある？」
ポリポリと頬を指先でかく。
OM「俺たち、三代目JSBって言うんだけど、知ってる？」
崩さない笑み。
OM「知らないか(笑)」
乾いた笑いを浮かべて肩をすくめる。
OM「あ、そうだ。今度CD持ってくるから良かったら聞いて。」
臣が全部を言い終わる前に立ち上がるA。
美波の服を引っ張る。
「帰ろ…。」
MN「え？」
「こんな怪しいとこ…早く帰った方がいい…。」
MN「怪しいって(笑)」
三代目なんて…
私だって名前くらい知ってる…
学校で流行ってるから…
そんな有名人が…
「こんな所にいる訳ないじゃん…。」
小さな声で言うと、Aは自分のカバンを腕に抱えた。
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kotanon(プロフ) - 更新ありがとうございます！願いは変わらずみんなの未来にどうか明るい光が差します様に(‐人‐) (2019年7月4日 22時) (
レス) id: 3c70e90779 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - ヤバい(//∇//)壱馬がカッコよすぎ(〃ω〃)もう壱馬と結ばれちゃえって思っちゃいます (2019年7月3日 17時) (レス) id: 48eab865b8 (このIDを非表示/違反報告)
ままりぉ。(プロフ) - みなさんコメントのお礼をサボっていてすみません。有難く読ませて頂いてます！ (2019年7月3日 7時) (レス) id: 93d184a48a (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - かじゅま、、、最高すぎいい男すぎるたまらないです(´；ω；｀)玲於にも臣さんにも幸せになって欲しいって思うけどまだまだ終わって欲しくないって葛藤してます（笑）これからも更新楽しみにしてます！！ (2019年7月2日 20時) (レス) id: b898575e0c (このIDを非表示/違反報告)
みさ - 一日で全部読みました！すっごく面白いです。更新待ってます(*´ω`*) (2019年6月30日 12時) (レス) id: 7a7bc6c821 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ままりぉ。 | 作成日時：2019年6月17日 15時
