相性 ページ49
翌朝。
温かい布団の中で寄せ合う身体。
肌と肌の触れるぬくもり。
小さな頭を腕に乗せていた臣。
自然と開いた瞼。
コロンと腕の中で寝返る小さな存在に視線を向けた。
細かった…
女って…
こんなに小さかったっけなってくらい…
涙をこぼすのに…
俺を必死で受け止めて…
壊して…
しまいそうだった…
甘えるようにくっついてくるAを抱き寄せた。
A…
俺はもう…
後には引けない…
これから先…
お前がどんな男に出会って…
心惹かれることがあっても…
俺はお前を…
離せる気がしない…
OM「愛してるよ…。」
小さな囁きがAを起こす。
ゆっくり開かれる瞼。
近すぎる臣の顔を、寝ぼけまなこで見ていた。
OM「おはよ(笑)」
「臣…さん…。」
OM「ん？どした？」
「気持ち…良かった…？」
OM「え？」
驚いた顔。
そんな事を聞いてくるとは思わなかった。
「ねぇ…私……気持ち…良かった…？」
思わずフッと笑ってしまった。
OM「そんな事聞いたの、Aが初めてだよ(笑)」
「だって……身体の相性って…あるんでしょ…？悪かったら…男の人は女を捨てるって…。」
OM「何情報…？(笑)」
「雑誌に…書いてあったもん…。」
頬をふくらませた。
「どうしたらいいか…分かんなかったから…。その…私じゃ…満足出来なかったら…捨てられちゃうのかなって…。」
額に、チュッと可愛いキス。
OM「バカ…。そんなもん信じてんなよ(笑)」
素肌のまま、ガバッと身体を起こす。
真剣な顔で、臣を見下ろした。
「本気で聞いてるのに！」
怒った顔が可愛かった。
「臣さんに…捨てられたくない…。」
髪をかきあげるように頭を撫でた。
OM「じゃあ…思い出すから…キスして…。」
「えっ…。」
OM「ほら、早く。」
目を閉じて待つ。
ゆっくり近付いてくる気配。
唇を柔らかさを感じると、細い腰をさらって身体を入れ替えた。
肌を撫でる指先が下へ降りていく。
OM「Aの弱いとこ…もう全部分かった。」
ニヤッと笑って布団の中をモゾモゾと動く。
「私じゃなくてっ……んっ。」
OM「ここ…気持ちいんだろ…？(笑)」
「やっ…あっんっ…。」
ビクッと反応する身体。
OM「お前のその反応が…俺を気持ち良くすんだよ…。」
朝っぱらから寝室に響くAの甘い声。
臣は楽しそうに笑いながら、聞いていた。
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kotanon(プロフ) - 更新ありがとうございます！願いは変わらずみんなの未来にどうか明るい光が差します様に(‐人‐) (2019年7月4日 22時) (
レス) id: 3c70e90779 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - ヤバい(//∇//)壱馬がカッコよすぎ(〃ω〃)もう壱馬と結ばれちゃえって思っちゃいます (2019年7月3日 17時) (レス) id: 48eab865b8 (このIDを非表示/違反報告)
ままりぉ。(プロフ) - みなさんコメントのお礼をサボっていてすみません。有難く読ませて頂いてます！ (2019年7月3日 7時) (レス) id: 93d184a48a (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - かじゅま、、、最高すぎいい男すぎるたまらないです(´；ω；｀)玲於にも臣さんにも幸せになって欲しいって思うけどまだまだ終わって欲しくないって葛藤してます（笑）これからも更新楽しみにしてます！！ (2019年7月2日 20時) (レス) id: b898575e0c (このIDを非表示/違反報告)
みさ - 一日で全部読みました！すっごく面白いです。更新待ってます(*´ω`*) (2019年6月30日 12時) (レス) id: 7a7bc6c821 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ままりぉ。 | 作成日時：2019年6月17日 15時
