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KZ「あんたが期待する言葉をやろうか…。」
「え…。」
KZ「俺を言い訳にすればいい。俺はそれで構わない。」
それで…
あんたが俺のところに来てくれるなら…
俺はそれを受け入れる…
耳元まで顔を寄せる。
KZ「俺は…あんたをこの腕で抱きたい…。」
一気にブワッと顔が赤くなる。
それを見て壱馬はクスッと笑った。
KZ「なんだよ(笑)耳まで真っ赤じゃん。」
握った拳を口に当てて笑った。
「だ…だって…。」
ポンと頭に乗る手。
KZ「分かった。」
Aは壱馬を見上げた。
KZ「あんた、意外と頑固そうだから。」
「壱馬くん…。」
KZ「その、くん…が取れるのを楽しみに待ってるよ。」
眉間によるシワ。
指先がグリグリと押してきた。
KZ「シワ、寄ってんぞ(笑)」
コツンと小突かれた。
KZ「でも、とりあえず乗れよ。送ってく。」
「あ…。大丈夫。」
KZ「事務所に行っても玲於くんはいないし、あいつも、Aさんと話したそうだし。」
ニコニコ笑顔の北人。
KZ「二人きりって訳じゃないんだし、そんくらいいいだろ？」
「うん…。じゃあ…お言葉に甘えようかな…。」
KZ「うし。行こ。」
そうは言っても、しっかり握られた手。
温かい感触に、しっかりドキドキさせられていた。
見えもしないものに、散々怯えて喚き散らした臣。
周囲がゴクッと息を飲んだ直後。
ゆっくり近づくナオトは、臣の身体を強く抱きしめた。
NA「何もいない…。」
耳元の囁きにハッと我に返れば、みんなの不安そうな顔が並んでいた。
急に引き戻された現実。
ナオトは臣の肩を掴んだ。
NA「何も居はしない…。」
OM「ナオトさん……俺…。」
NA「一人にしないから…。ちゃんと、俺たちがここにいるから…。前を向け…。」
失ったものをどんなに求めても…
虚しいだけ…
それよりも…
今目の前にある現実を…
見て…
感じて…
前に進む…
俺たちに出来るのは…
それだけだよ…
後悔するなとは言わない…
俺も散々後悔した…
けど…
後悔は何も生まない…
NA「美波の墓参りに行こう。きっと心配してる。こんな臣ちゃん、見たくないって泣いてるぞ。」
ギュッと目を閉じてもたげる頭。
そっと抱き寄せた。
大丈夫…
進めるさ…
俺たちは…
そうやってやって来たろ…？
震わせる肩。
NA「臣ちゃんも、まだまだ子供だな(笑)」
静かに泣いてる臣を、あやす様にトントンと背中を叩いた。
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kotanon(プロフ) - 更新ありがとうございます！願いは変わらずみんなの未来にどうか明るい光が差します様に(‐人‐) (2019年7月4日 22時) (
レス) id: 3c70e90779 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - ヤバい(//∇//)壱馬がカッコよすぎ(〃ω〃)もう壱馬と結ばれちゃえって思っちゃいます (2019年7月3日 17時) (レス) id: 48eab865b8 (このIDを非表示/違反報告)
ままりぉ。(プロフ) - みなさんコメントのお礼をサボっていてすみません。有難く読ませて頂いてます！ (2019年7月3日 7時) (レス) id: 93d184a48a (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - かじゅま、、、最高すぎいい男すぎるたまらないです(´；ω；｀)玲於にも臣さんにも幸せになって欲しいって思うけどまだまだ終わって欲しくないって葛藤してます（笑）これからも更新楽しみにしてます！！ (2019年7月2日 20時) (レス) id: b898575e0c (このIDを非表示/違反報告)
みさ - 一日で全部読みました！すっごく面白いです。更新待ってます(*´ω`*) (2019年6月30日 12時) (レス) id: 7a7bc6c821 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ままりぉ。 | 作成日時：2019年6月17日 15時
