見出しの名前 ページ24
同じ時刻。
早朝から地方で撮影だった北人と壱馬。
慎や樹も一緒で賑やかなロケ。
制服姿の壱馬に近付いてくるのは伸之。
NS「おーっす。」
スラッと抜群のスタイル。
あつらえ制服でやってくる姿は、イケメンそのもの。
KZ「あっ、兄貴！」
HT「おはようございまーす。」
NS「おはよう。早いな(笑)」
MK「五時入りですよ。」
HT「樹なんかさっきまでロケバスで寝てましたよ(笑)」
NS「お疲れさん(笑)」
クスッと笑う。
NS「あ、そう言えば知ってるか？」
HT「何ですか？」
ポケットにねじ込んでいた週刊誌。
引っこ抜いて開いた。
NS「さっきマネージャーから貰ったんだけどさ。」
KZ「兄貴こんなの見んの？」
NS「いや、自分では買わないよ(笑)けど、ほら。」
差し出されて、みんな顔をくっくける。
HT「えっ…。」
MK「これって…。」
モノクロの写真付き。
荒い画像だが、それが何を写してるかはすぐに分かった。
佐野玲於…
登坂広臣の婚約者と病院での逢瀬…
婚約者が結婚を公言しなかった理由…
天秤にかけられたイケメンたち…
ドンッ！と大きく乗った玲於の名前。
写真の中で抱き合う玲於とA。
NS「これまずいっしょ…。」
HT「まずい…ですね…。」
IT「まずいんですか…？」
NS「ただでさえ、騒ぎになったっしょ？その理由が同じ事務所の後輩も噛んでたなんてさー。もうかっこうの餌食よ。」
雑誌を見つめるだけの壱馬に集まる視線。
玲於くん…
こんなの撮られちゃって…
どうすんだよ…
触れていた雑誌の角をギュッと握ってしまった。
パタンと閉じて伸之に突き返す。
KZ「こんなの…くだらないっすよ…。」
声色があからさまに変わるのを、みんな感じていた。
事務所のミーティングルーム。
同じものを見ていた玲於。
※「さすがに…ノーマークで止められなかったの…。」
困った顔で腕を組むマネージャー。
※「これは…多少アクションしないとまずいかもしれないね…。」
スーツ姿は険しい顔。
※「そうなれば、玲於にも出てもらわないといけなくなるわね…。」
どうして…
こんな写真撮れたんだ…？
誰が撮ったんだ…？
あの日…
俺があそこへ行ったのは…
ナオトさんに呼ばれたからだ…
じゃなきゃ…
Aだけのはずだった…
なのに…
マネージャーの話は右から左へ抜けていく。
玲於の頭の中には、なぜ？という思いだけだった。
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kotanon(プロフ) - 更新ありがとうございます！願いは変わらずみんなの未来にどうか明るい光が差します様に(‐人‐) (2019年7月4日 22時) (
レス) id: 3c70e90779 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - ヤバい(//∇//)壱馬がカッコよすぎ(〃ω〃)もう壱馬と結ばれちゃえって思っちゃいます (2019年7月3日 17時) (レス) id: 48eab865b8 (このIDを非表示/違反報告)
ままりぉ。(プロフ) - みなさんコメントのお礼をサボっていてすみません。有難く読ませて頂いてます！ (2019年7月3日 7時) (レス) id: 93d184a48a (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - かじゅま、、、最高すぎいい男すぎるたまらないです(´；ω；｀)玲於にも臣さんにも幸せになって欲しいって思うけどまだまだ終わって欲しくないって葛藤してます（笑）これからも更新楽しみにしてます！！ (2019年7月2日 20時) (レス) id: b898575e0c (このIDを非表示/違反報告)
みさ - 一日で全部読みました！すっごく面白いです。更新待ってます(*´ω`*) (2019年6月30日 12時) (レス) id: 7a7bc6c821 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ままりぉ。 | 作成日時：2019年6月17日 15時
