携帯番号 ページ25
暫くの間。
聞かれることに答えながらやり取りをした。
HT「ねぇ、壱馬。」
KZ「ん？」
HT「綺麗な人だね(笑)」
揃って投げた視線。
HT「Aさんって言うらしいよ。」
KZ「いつの間に名前聞いたんだよ？」
HT「さっき松田さんと名刺交換してるの聞いちゃった(笑)」
ニヤニヤしながら肘でつつく。
HT「壱馬、タイプでしょ？(笑)」
KZ「はっ？何言ってんだ…お前…。」
HT「ずーっと見つめてるくせに(笑)」
KZ「見つめてねぇよ…。」
HT「照れんな照れんな(笑)」
話が終わると、深々と頭を下げる。
HT「あっ、こっち来る！」
KZ「えっ！？」
静々と近付いてきた。
「あの…今日はホントにありがとうございました。」
2人にも頭を下げた。
HT「全然ですよ。あんなの。ね？壱馬。」
「すみませんでした…。」
HT「気にしないでください。俺ら、日頃鍛えてるんで。ね？壱馬。」
「助かりました。」
HT「お役に立って何よりですよ！ねぇ、壱馬？」
KZ「なんで全部俺に振るんだよ…。」
HT「え？振って欲しそうな顔してたから(笑)」
KZ「そんな顔してねぇよ…。」
やり取りにクスッと笑った。
HT「あっ、俺、吉野北人っていいます。こっちは川村壱馬。」
KZ「どーも。」
ハッとしてカバンから名刺を取り出す。
「ご挨拶もしてなくて…。ホントにすいません…。」
HT「Aさん！」
「はい。」
HT「あの、また来ますか？」
「え？」
HT「ここに。また来ますか？松田さんと知り合いなんですよね？」
「いえ、今日は代わりに来ただけで、いつもは出ないんです。なので…。」
HT「そっかぁ…。あっ、じゃあ、お食事でもどうですか！？」
「え？」
HT「お近づきのお祝いに！ねっ、壱馬！？」
KZ「お、俺に聞くなよ…。」
「お祝い…って言うのは…。」
HT「おろ。違った？」
KZ「お近づきの印とか…じゃね…？」
HT「です！(笑)」
屈託のない笑顔にまた笑う。
「そうですね(笑)機会があれば。」
HT「ホントですか！？じゃあ、じゃあ、電話します！この番号に！」
「あ、それは会社なので…。」
北人の手にある名刺を取ると、カバンから引っ張るボールペンで書いた携帯番号。
「ここに。」
HT「必ず！」
「それじゃ、失礼します。」
小さな背中を見送る。
KZ「北人…すげぇな…。」
HT「番号ゲット〜。壱馬も来るんだからね？」
KZ「えっ！？」
北人はニヤニヤしていた。
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ままりぉ。(プロフ) - ゆいさん» コメントありがとうございます！毎日の楽しみが増えてくれたら嬉しいな。今度こそ完結目指して頑張ります！ (2019年5月3日 8時) (
レス) id: 93d184a48a (このIDを非表示/違反報告)
ままりぉ。(プロフ) - りなgさん» なんか思った以上にドロドロしてしまいました（笑）でも気になりますね！ (2019年5月3日 8時) (レス) id: 93d184a48a (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 続きが気になります！更新頑張ってください！待ってます！ (2019年5月3日 1時) (レス) id: 48eab865b8 (このIDを非表示/違反報告)
りなg(プロフ) - もどかし過ぎるー！！NAOTOさんの言葉の意味は…？理由があって付き合ってた…。ますます気になります(>_<) (2019年5月1日 23時) (レス) id: 12a3518566 (このIDを非表示/違反報告)
ままりぉ。(プロフ) - りなgさん» いつもコメントくれてありがとう。前のも終わってないのに新しいものを書いてしまいました。先はまだまだ長いですが、気長にお付き合いください。 (2019年4月30日 15時) (レス) id: 93d184a48a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ままりぉ。 | 作成日時：2019年4月20日 9時
