悲しい抱擁 ページ35
テミンの元に近づきながら、
A「もう！テミン泣かないでよ〜(笑)
男の子でしょ〜？」
よしよしと、子供をあやすかのようにテミンの頭をなでると、
ガシリとテミンに手首をつかまれる。
A「テミン…？」
テミン「A……
ホントに……これで……
もう……
ばいばいなの？」
目に涙をいっぱい溜めてテミンが尋ねる。
A「うん………
本当に今までありがとね。」
テミン「やだ……
やだよ……
もう…Aに会えないなんて嫌だ……」
A「テミン……」
テミン「僕やっとわかったのに……」
聞こえないような小さな声でつぶやく。
A「ん？」
テミン「でも…
僕オニュひょんのことも、Aのことも大好きだから……
だからこれでいいんだ……
２人とも……幸せにならなかったら、許さないよ？」
自分に言い聞かせるように吐き出す。
A「ありがとう。
きっと…
いつかテミンの前にも素敵な人が現れるよ＾＾」
テミン「……」
すると、二人の様子に気付いたオニュが近づいてくる。
オニュ「テミン……」
なんだかすごく申し訳なさそうにテミンを見るオニュ。
テミン「ひょん！
Aのこと…
また泣かせたら、僕が絶対許さないからね？」
オニュ「テミン……
もちろん！
もう絶対泣かせないよ！！
約束する！」
テミン「Aも…
オニュひょんに泣かされたら、すぐ僕に連絡してよ？」
A「フフ(笑)わかった！」
すると、急にテミンが静かになって、
テミン「A…
１つだけお願いがあるんだ…」
かしこまった表情で話し出す。
A「え？」
テミン「１回だけ抱きしめさせて？
オニュひょん……いい？」
驚いてオニュを見ると、オニュが静かに目を閉じてうなずく。
その時、やっと私は全てを察したんだ。
初めて、テミンの気持ちを知ってどうしていいかわからなかったけど、
ゆっくりとテミンに近づいて、そっと抱きしめた。
テミンも静かに私の背中に腕をまわす。
テミン…
ごめんね…
好きになってくれてありがとう…
５秒ほど抱きしめた後に、テミンの方からゆっくりと体を離れていく。
テミン「うん！充電完了！これでまた頑張れる＾＾
A、オニュひょん！今までありがとう！」
そう言ったテミンの顔は、いつも通りの笑顔に戻っていた。
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万能豆腐鍵 - もうヤバい(涙) 涙止まらん(涙) こんな小説作って下さりありがとうございます(涙) キーペンなんでキーちゃんの方も何か作ってくださいな^^ (2015年4月26日 3時) (
レス) id: 4182c88ad9 (このIDを非表示/違反報告)
show - すごく面白かったです！ (2015年4月15日 17時) (レス) id: e4ac2dabcd (このIDを非表示/違反報告)
mama(プロフ) - showさん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけて嬉しいです！最後まで頑張ります〜(^O^) (2015年4月9日 23時) (レス) id: 7529eaebcb (このIDを非表示/違反報告)
show - またまたまたしました(笑)毎回楽しませてもらっています♪ (2015年4月9日 20時) (レス) id: e4ac2dabcd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mama | 作成日時：2015年4月9日 1時
