らくがん【宮治】

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治side



北さんからの"後悔だけはせんようにな"って言葉




俺のAちゃんへの気持ちのことか？



なんで北さんが知ってるん？





疑問に思うこともそらあったけど








この気持ちは悪いことやないんや



俺はAちゃんが好き


それでええんや








そう、思うことができた








あの北さんが言うんや


北さんは間違ったことは言わへん気がする



そんな信頼があるからこそ、背中を押された






Aちゃんは、この気持ち、受け止めてくれるやろうか









「あ〜腹減った」


「せやな」



今日の晩飯なんやろな


部室を出て、ツムに言おうとしたけど

開いた口はすぐ閉じた



『お疲れ様。今練習終わったの？』


「おん」



目の前にはAちゃん



なんでここおるん…？



意識しとるんか、頭の中でぐるぐる考えがめぐって

俺は返事すらできんやった





「あ、せや。俺シャー芯買わなあかんねん。

二人先帰っといて」



ぶっきらぼうにツムが言った



『それなら私たちも一緒に行くよ？ね？』


俺を見るAちゃん


けど、二人で帰れるチャンスなんて滅多にないしな…





悩んどると、ツムが口を開いた

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