にゃあ ページ8
…異常事態が起きたから隣でまだ寝ている北先輩にも起きてほしい
そう思い、ガッと北先輩の肩を掴んで馬乗りになると
「…びっくりするやろ」
『起きるのはや』
「お前が乗るからや」
『…あの…』
「どしたん?」
『…魔法が暴発しました』
「え」
『これ…』
「…耳としっぽやな。猫か?」
『なんでそんな呑気なんですか!!』
「ええやん、可愛ええやん。お前なら一生そのままってこともなさそうやしな」
『ガチめの呑気じゃん!!』
「戻し方わからへんの?」
『…まぁいろいろ試せばわかるだろうし…無理やり戻すこともできなくはないので…』
「ほな焦らんでもええんやな?」
『まぁ…』
「今日は可愛がらせてもらおかな」
『なんで!!』
「せっかくやん、撫でさせてや」
ぷんすこしながらも、北先輩の撫でてくれる手は大きくて温かい
ついつい気持ちよくなっちゃうのも仕方ないよね…
「ふ、嬉しそうやん」
「な、にゃあって言ってみて」
『…にゃあ』
「ダミ声やな」
『失敬な!!!』
そうして一日のほとんどを北先輩の膝の上で過ごした
「それどーやってはえとんの?」
『知らないから見ないでください』
「知らんから見たいんやん」
『ちょっ先輩!全身キツネにしてやりますよ!?』
「それもうただのキツネやん」
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作者名:まむ | 作成日時:2020年5月31日 15時