魔法少女のいる生活【北信介】 (ページ23)

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ア○雪ごっこページ23

「あづいぃー」

「なんでお前らまで来とるん」

暑さにうなだれる侑先輩に、信介くんが問う

「やって北さんち涼しそうなんすも〜ん」

「どこも同じや」

たしかに涼し気な顔をしている信介くんを見る

その綺麗な横顔にも汗が流れていた

『ア○雪ごっこしましょう！！うわ、名案！！』

「なんそれ？」

侑先輩だけが反応してくれる

『僕オ○フ！ぎゅっと抱きしめて♪』

悔しいので、腕を広げて信介くんに近づいた

「暑いやん」

『ほらほら！』

一歩も引く気配を見せずにいると、信介くんがしぶしぶ抱きついてくれた

「あれ」

冷たいでしょ！

と言いながら得意げに信介くんを見ると、少し驚いた顔をしていた

「おま、いつの間に雪被ってん」

「ええなー！あ、俺あれやりたい！

ありのーままのー

すがたみせーるーのよー」

侑先輩が踊ってみせるから、それに合わせて手の上に雪を吹かせてみた

「うおおおお！？やばない！？サム見て！！」

「やばいな」

「棒読みやんけ！！」

侑先輩くらい騒いでくれると、こっちもやりがいあるな

楽しくなってついつい雪を120%増量に

「おいこらA、ここ俺んちやぞ」

「雪積もっとるやん」

信介くんと治先輩の声に我に返り辺りを見回す

ここは…雪国かな…？？

しかし外に溢れてしまった雪は、太陽の温度で即水になってしまいべちゃべちゃだ

『すみませんでした…』

小姑のように私を睨みつける信介くんには大掃除で償った