幼馴染からその先へ【双星の陰陽師】

「「番外編だよ！/ッスよ！/だぞ」」王様ゲーム編3 ページ12

「美玖様！命令は？」
今回は素直なAに、勘久郎は苦笑いしてしまう。
「僕との差が酷いッスね…」
「ドンマイ、勘久郎」
相変わらず触角を生やした憲剛が勘久郎を慰める。
…全く癒される気がしない。
「…憲剛、ちょっと離れて貰っていいスか」
「何で⁉」
「青閃龍冴。急急如律令。霜天龍驤の自在」
「ぎゃああああああああああ！！！！！！！！！」
「憲剛ぉぉぉぉ！！！！！！！！！」
部屋の中は、地獄絵図と化していた。
勘久郎により、触角ごと吹き飛ばされた憲剛と、それを見てAは叫ぶ。美玖はもう泣きたくなった。
「はあはあ。何で急に」
「憲剛って瞬間移動できたんだ⁉」
先程吹き飛ばされたはずの憲剛がボロボロになりながら帰ってきた。
「･･･じゃあ、わしの命令は三番。マカロン買ってこい」
「あ、僕ッスね。行って来まス」
勘久郎は、腕を伸ばして外へ行った。
この時が一番静かだったと思う。

※※※※※※

勘久郎がマカロンを買って来たので、ゲームを再開する。
「「王様だーれだ！」」
「よし、私だ！」
やっときたと、嬉しそうにガッツポーズをする。

((可愛いな))

そう、心の中でつぶやいたのはAには内緒だ。
「じゃあね、一番と三番が女装oｒ男装してください！」


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。


「「はあああああああああああああああ!!??」」
「えへへへへ…」
恥ずかしそうにはにかむ姿は可愛い。とてもかわいいのだが･･･
「こいつ、悪魔のようなことを言いやがった･･･」
「怖いっスねえ」
「超理不尽。超最悪」
次々にネガティブな言葉が出てくる。
「で、一番と三番は誰なの？」
「「･･･」」
「･･･ワシではねぇよ」
「ということは」

次回！勘久郎と憲剛が女装します！
リクエストある人は勘久郎は○○〜、憲剛は○○〜みたいにコメント欄で書いてください！たくさんの応募、待ってます！

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