武勇伝１ ページ4
見渡す限りの雪、雪、雪………おかしいな。もうすぐ夏だってのに。次第に暑さを感じる季節になりましたね〜というお天気お姉さんの声が何度も脳内で繰り返される
パンプスを履いた足からじわじわと感覚が無くなっていた。寒いというかもう痛い。このままだと凍死するのでは…？私まだ19歳だけど…？人間はレンチン出来ないけど大丈夫…？？と、ただただ疑問が募っていく
「あー！！お姉さんおかえり！！！」
『…………おかえり？』
一面銀世界の視界に飛び込んできた少年。こちらもまた雪山にしては薄手の格好である。へらりと陽気な笑みを浮かべ親しげに話しかけてきたこいつは………どこかで見たことがある
『……………あっ！あんた2年前の！！』
「そうだよ！久しぶりお姉さん！」
にぱっと笑う少年に毒素を抜かれるというか……それこそ、強制トリップさせられた当初は1発殴らせろと思っていたが、本人を目の前にするとどうもなぁ…これぞショタの特権
『……で？あんたの仕業でしょ。今度は何』
「……う、んと……あのね、言いづらいんだけどさ…」
『……』
「………お姉さん、またここにいて貰わなきゃいけなくなって」
『…………ここって、どこ？』
「……あのワンピースって言えば、もう分かるよね？」
ワンピース、わんぴーす、ONEPIECE……某宇宙猫のような顔で固まってしまう。
『……………つまり、またこっちに戻ってきたと？』
「そう…いう事に………なっちゃうね」
『………ふざけんなよ。マジで』
……あの、一応私は2年前に死んだはずだ。戦争で流れ弾に当たって。やけにあっさりした最期だなとも感じていたが、所詮人生はそんなものだと。
『……あのさ〜…それはダメでしょ。幾ら時間空いたからとはいえ、死んだじゃん？分かる？？私はあの時死んだの。こっちに戻ったらダメな人間なの』
「んー………でも、もう1回だけいて欲しいかなってさ！その方が僕も都合良いし」
『あんたの都合の話じゃなくて、倫理としての話だっつーの！』
ヨミヨミの実じゃないんだからさー。そんなんで周りが納得する訳ないでしょうが。
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二枚舌を使うドクター哀感(プロフ) - モトム続き (4月2日 20時) (
レス) @page40 id: 30dece2dde (このIDを非表示/違反報告)
みんちょ - 密かに読んでました！！！続きの更新待ってます！！がんばってください！！ (2月24日 22時) (レス) @page40 id: 15c3edd684 (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - 更新きちゃー！！こっちはもうないのかなと思っていたのでめっちゃ嬉しいです！ (1月20日 21時) (レス) id: 01548bf821 (このIDを非表示/違反報告)
なぎ(プロフ) - あの、、、読んでみたら神作だったんですけど、、最高すぎませんか、！？！？続きを楽しみに待っています、！！ (11月12日 21時) (レス) @page38 id: c5b0b7dc1b (このIDを非表示/違反報告)
わか - 面白すぎます！！続きを、、続きお願いします！！ (9月28日 19時) (レス) @page38 id: ba86f2a0b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チョコ＆ピーナッツ
| 作成日時：2021年5月9日 20時
