武勇伝１４ ページ17
あれから何日か経った。随分と暮らしに慣れてきたが、ローニキは私と顔を合わせる度に声を掛けてくる。体調は大丈夫かとか今日は何食べたとか変わったことは無いか…とか。あの見た目だけどローニキって意外と世話焼きなのかもしれない
ポチはポチで未だに警戒心が強く私の傍を離れない。ボールに戻りたがらないのは相棒と変わらないが……何故かシーザーやモネお姉さんへの当たりは強くキャンキャン吠えまくるのだ。シーザーは良いとして、なんでモネお姉さん苦手なんだろうね……シーザーは良いとして(2度目)
まあ、そんなこんなで悠々自適に過ごす私。この生活に特に不満は無く危険な事に身を晒される事も無い。もっとこう…悪の組織みたいなのをイメージしてたけど超杞憂だった。
けどそんなある日、この島に来客が訪れる
「君、ここに住んでいるのか？」
背後にいつの間にか立っていた男性。この私が気配に気づけなかった時点で相当な奴だと認識していたが……極めつけは頬に付着したそれ。
『……はんばぁぐ』
某師匠がハンバーグと頭の中で叫ぶ。相変わらずこの世界はキャラが濃ゆいな。触れたら負けだと言い聞かせ男性の方へ向き直る
『はじめましてイチノセです。この研究所でお仕事してます』
「ほう…新しい研究員か」
『微妙に違いますね』
こいつに薬品持たせたら死ぬとシーザーお墨付きの掃除係です(笑)ここのボス脅してらぁ……これじゃどっちが悪か分かりやしない
「シーザーを見なかったか？用があってな」
『あぁ〜研究室とかにいるんじゃないですかね？後は知らないです』
「……」
彼の眉が少し動いたように思える。そして無言の間。何か変な事言ったかなと首を傾げるも特には思い当たらない
「……君は、シーザーに忠実な部下では無さそうだな」
『……まぁ』
「変な言い方をするが恩を感じないのか？」
『居場所提供してくれた事に感謝はしてますけど、それだけです。代わりにこっちも働いてるのでギブ＆テイクですね』
まさにドライ感情。麦わらの一味来たら私も出ていくつもりだし……ここでは独り立ちの準備してるだけ。"持ちつ持たれつ"ってやつ
「……そうか」
彼もただそれだけ。コツコツと革靴を鳴らし去っていく男性の背中を暫く見つめていた。
『(ローニキに報告……は別にいいか)』
どうせ興味無いでしょう。他人の事は
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二枚舌を使うドクター哀感(プロフ) - モトム続き (4月2日 20時) (
レス) @page40 id: 30dece2dde (このIDを非表示/違反報告)
みんちょ - 密かに読んでました！！！続きの更新待ってます！！がんばってください！！ (2月24日 22時) (レス) @page40 id: 15c3edd684 (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - 更新きちゃー！！こっちはもうないのかなと思っていたのでめっちゃ嬉しいです！ (1月20日 21時) (レス) id: 01548bf821 (このIDを非表示/違反報告)
なぎ(プロフ) - あの、、、読んでみたら神作だったんですけど、、最高すぎませんか、！？！？続きを楽しみに待っています、！！ (11月12日 21時) (レス) @page38 id: c5b0b7dc1b (このIDを非表示/違反報告)
わか - 面白すぎます！！続きを、、続きお願いします！！ (9月28日 19時) (レス) @page38 id: ba86f2a0b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チョコ＆ピーナッツ
| 作成日時：2021年5月9日 20時
