武勇伝１２ ページ15
ある程度把握した辺りでようやく後ろを振り返った。多分不満げなローニキがいるんだろうなと思いきや……なんだかポチが気になってる様子。そういやモフモフしたものが好きだったっけ
『……触ります？どうぞ』
「……」
無言も肯定のうち。ゆっくりポチへと歩み寄ると首元の辺りを撫で始めた。相棒は私と主に美人にしか懐かなかったけどポチはどうだろう……
「……ﾜﾝﾊﾟ♪」
「…そうか。利口だなお前」
『おおっ…！』
なんと、受け入れた。意外と社交的なのね。イケメンが小動物愛でるって様になるなと感心する。これぞ絵にも描けない美しさってか？(違う)
とまぁこんな感じで傍観していたのだが、満足したのかローニキが改めて私の方に向き直った
「……おれはこのパンクハザードに目的があって滞在している。それさえ達成すればここを去るつもりだ」
『はぁ、』
「シーザーに気に入られた以上は、Aも上手くやり過ごせ。今すぐ出ていっても構わないが……1人で航海できねぇだろ？」
『そうですね。チャリ無いしコンパス無いし……あっでも太陽の位置で方角わかるらしいですよ』
「ふざけんなお前新世界ナメるなよ」
お日様は東から昇って西に下りる〜ってな。今どき小学生でも知ってる。そんな知識で果たして新世界を渡り歩けるかって言われたら、ほぼ不可能である
「…とにかく、身の危険を感じたらおれに言え。おれがいない時ならすぐ逃げろ。少しでも生き延びたいのなら……ここにいる人間を信じるな」
『でもローさんは別格なんですよね』
「あぁ」
『堂々してて草』
まぁそうなんだけど。唯一の知り合いだし。私的にはシーザーの他にモネお姉さんがやべぇと思う。美人疑うってのも後ろめたいが、あれはきっと裏があるぞ
『…じゃあ、改めて宜しくお願いします？』
「……せいぜい死ぬなよ」
軽く握手を交わす。敵の本拠地で思わぬ形での再会となったが、取り敢えずローニキがいて良かった。
こうして、私達の奇妙な共同生活が始まったのである……To be continued.
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二枚舌を使うドクター哀感(プロフ) - モトム続き (4月2日 20時) (
レス) @page40 id: 30dece2dde (このIDを非表示/違反報告)
みんちょ - 密かに読んでました！！！続きの更新待ってます！！がんばってください！！ (2月24日 22時) (レス) @page40 id: 15c3edd684 (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - 更新きちゃー！！こっちはもうないのかなと思っていたのでめっちゃ嬉しいです！ (1月20日 21時) (レス) id: 01548bf821 (このIDを非表示/違反報告)
なぎ(プロフ) - あの、、、読んでみたら神作だったんですけど、、最高すぎませんか、！？！？続きを楽しみに待っています、！！ (11月12日 21時) (レス) @page38 id: c5b0b7dc1b (このIDを非表示/違反報告)
わか - 面白すぎます！！続きを、、続きお願いします！！ (9月28日 19時) (レス) @page38 id: ba86f2a0b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チョコ＆ピーナッツ
| 作成日時：2021年5月9日 20時
