117話 ページ43
雪奈視点
『………はい?』
「助けてもらった時から好きでした!付き合ってください!」
…えーと
誰だこいつ←
昼休みに突然呼び出されたかと思ったら告白されました←
今月で告白されたの何回目だっけ…←
えー、なんだっけ?
佐藤さん?
『佐藤さん…だっけ
私貴方のこと知らないんだけど……いつ知り合ったっけ』
佐藤「入学してから間もない時、階段から転んだところを助けてもらったんです!」
『え?………あー』
あったな、そんなことも(13話参照)
私は顔を全く覚えてなかったけど←
『いきなりそんなことを言われても…』
佐藤「お試しでもいいんです!お願いします!」
そんな軽率に付き合う訳にもいかないし
そもそも私の中では初対面だし←
『…とにかく、ごめんなさい』
佐藤「…あの、それなら最後に聞きたいことが……」
『聞きたいこと?』
なんだろう…
俺のどこがダメだったんだー、的な奴かな?
絶体に直すから!みたいな…
たまにあーいうのいるんだけど
あれウザイんだよね←
佐藤「猿山さんって、彼氏とかいるんですか?」
お、意外とまともな質問
もうちょっとしつこいのかと……
『いや?そういうのはいないけど』
佐藤「だったら、好きな人とかは……」
『私、色恋沙汰とか恋愛には興味ないから』
一応性別とかは気にしたことあるけど
別に恋愛対象とかいないし作るつもりもないし一生できないと思うからなぁ
佐藤「でしたら!!俺が猿山さんにアピールします!」
『え』
佐藤「最初はお友達からでいいので、猿山さんが俺のことを好きになってもらえるように努力します!」
予想外の展開だぁ←
嘘だろこいつ…
めんどくさ←
佐藤「だから、明日からお願いしまーーーす!!!」
佐藤さんはそう言って去っていった
いや何だったの
ていうか普通に迷惑なんだけど←
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作者名:本が大好きなハリネズミ | 作者ホームページ:なし
作成日時:2022年6月14日 19時