99話 ページ14
緑沙視点
シャ「ん……ふぁ…もう､朝……？」
記憶が曖昧なんだけど…
確か､みんなで居酒屋に行って､きりやんに無理やり飲まされて……
『……ん…？あ､鮫島さん
おはようございます』
緑沙「……ん？(思考停止)」
…うん､落ち着け俺
状況整理だ
朝おきたと思ったら､隣に雪奈さんが居て…？
シャ「……は！？な､何でここに！？」
『鮫島さんは覚えてないタイプでしたか…』
『ふぅ……着いた
ベッドに連れて行かないと…』
どこにあるんだろ
『あ､あった』
ｶﾞﾁｬ
『…よし､そろそろ帰らないと…』
シャ「ん……待って…」
『……え？』
『…とまあ､こんな感じで鮫島さんが離してくれなかったのでそのまま寝ました
スマホは手元にあったので友達の家に泊まったとは連絡できましたが…』
緑沙「……申し訳､ありません」
『全然大丈夫ですよ』
ヤバいな俺
これがきんときにバレたら殺されるわ←
シャ「ヴッ……痛ｯ…」
『あー…二日酔いですね』
シャ「マジか…」
『……鮫島さん､台所を貸してもらっても良いですか？』
シャ「え､まあ､大丈夫ですけど…」
シャ「おお……すげぇ…」
『はい､少し適当ですが朝ごはんです』
シャ「あ…いただきます」
ｽﾞｽﾞｯ
シャ「うっま…」
『良かったです』
シャ「…はい…この味噌汁､毎日飲みたいくらいです……あ」
『ありがとうございます』
シャ「ちょ､今のは違うんです！何かプロポーズみたいなこと言いましたけど俺は純粋に美味しいなって思っただけで…」
『分かってますよ』
シャ「え…あ…何か､すみません…勝手に騒いで…」
『……まあ､本当にプロポーズの意味で言ったんだったら､かっこよかったです』
シャ「え……」
『ご馳走さまでした』
シャ「……今のは､ずるくないか…//」
シャ「本当にお世話になりました」
『いえ､また何か困ったことがあったら言ってくださいね』
シャ「はい」
………無意識だったとはいえ無理やり泊まらせて
プロポーズのような言葉を言って…
しかもそれをしたのが女子高生
………俺､捕まってもおかしくないんじゃないか？←今更
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作者名：本が大好きなハリネズミ | 作者ホームページ：なし
作成日時：2022年6月14日 19時
