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時雨視点
俺には気になる人が居る
それが彼女の名前だ
金城さんは学園の王子様と呼ばれていて、女の子だけどいつも女子に囲まれている
文武両道で性格も良い
金城さんを嫌いな人なんて居ないのではないだろうか
kn「あー…かっこいい…」
俺は、屋上から校庭に居る金城さんを見て言った
Na「今日も金城さんの話ぃ?」
俺たちはいつも一緒に食べている
俺が話すときの話題は、大抵金城さんの話だ
kr「飽きないねぇ…」
kn「飽きるわけないだろ、金城さんだぞ?」
Br「きんときっていつも金城さんが気になるーとか言ってるけどさ、つまりは金城のことが好きなんでしょ?」
そんな堂々と言うなよ…
自覚はしているが、そうも目の前で言われるとさすがに恥ずかしい
sm「告れば?」
kn「はぁ!?お前何いってんの!?」
ただのクラスメートっていう関係なんだから無理だろ…
shk「…そういや、きんときは何で金城さんが好きなの?」
Br「そういえば聞いたことないね」
kn「…俺、階段から落ちたことあるんだよね」
一瞬死んだかと思ったし
情けない叫び声をあげながら落ちてった
でも、金城さんが助けてくれたんだ
…お姫様抱っこで←
おい何笑ってんだよ←
『…金谷くん、怪我はない?』
kn「は…はい
ありがとうございます…
って、俺の名前…」
俺は金城さんと関わったことないし、話したことすらない
なのに何で俺の名前を知っているんだろう
そう思ったら、金城さんはこう言ったんだ
『覚えているに決まっているだろう?私の大切なクラスメートなんだから』
女性にしては短いボーイッシュな髪
キリッとしているけれど、優しい目元
白い肌
そして、その王子様のような対応
全てが輝いて見えた
kn「…その時だよ、好きになったのは」
Na「へぇ…流石学園の王子様と呼ばれるだけあるね」
Br「それは惚れるよね〜」
kr「…んで?その後の進展は?」
kn「…ないけど」
shk「マジ?」
kn「仕方ないだろ?いつも誰かが周りにいるんだよ…」
主に女子が…
sm「とりあえず友達になるところからじゃね?」
kr「ま、頑張れよー」
kn「難易度高過ぎだって…」
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作者名:本が大好きなハリネズミ | 作者ホームページ:なし
作成日時:2022年7月22日 21時