日記１５８ ページ42
まあその後の取り掛かりがとにかく速かった。食事=宴とかいう摩訶不思議な方程式のおかげでただご飯食べるだけの食事会の規模がどんどん大きくなっていく。やれ酒を出せやれ飯を出せと慌ただしくも楽しそうに準備を始める白ひげ海賊団一同。
随分と手馴れた様子で事を進める辺り、結構な頻度で宴を催すのだろう。あれだよ、ホームパーティ的な……
……なんだ、全員パリピか？？？(ｎ回目)
＿「おっ！なんだなんだ宴か！？嬢ちゃんついにウチに入んのか？？？」
『うっお"！？！？お"っ！お"ぉぉぉぉぉ…(小声)』
驚きすぎて変に叫ぶところだった。いや手遅れだけども。絶叫しても当然の流れ。私じゃなきゃ耐えきれなかった
だってね！！！！！背後からね！！？サッチさん来ると思わないジャン！？！？
『い、いつからここに……？』
＿「さっきだ！久々に帰ってみりゃ騒がしいからよ！つい来ちまったぜ」
チャリで来た卍感覚で言わないで欲しい。仮にも幽霊なんだからもう少し自重してね
「おーい！調味料棚ってどこだっけな？」
「そりゃおめぇ左から3番目だろ？？サッチ隊長が言ってたじゃねぇか！」
『隊長……？』
あぁそうか。サッチさんは白ひげ海賊団の一員だ。エースさんとのやり取りを今更ながら思い出したのだ
チラリと横目で伺えば、どこか寂しいような悲しいような…けれどもやんわりとした表情で慌ただしく準備を進める船員達を見守っていた。自分はもう、あの輪の中には入れない…と。
＿「……まーったくよ！おれっちが居なくてもちゃんと出来てるじゃねぇか！安心したぜ
そういやキッチンの方は大丈夫か？？ちょいと見てくるわ」
『……はーい』
幽体だから、誰の目に映ることもない。余程の霊能力者や勘の冴える者でなければサッチさんの存在にすら気づかないだろう
＿「……やっぱ、おれっちの居場所はここだな！すげぇ落ち着く…」
透けた身体でシンクに手を付き懐かしそうに微笑む。他の船員に、彼の姿が見えたならどんなに良かっただろうか
・
・
そして始まった宴。料理に舌鼓を打ち、酒を酌み交わす様子はもはや万国共通とも呼べる。どの海賊の宴も楽しそうで……酔い潰れる顔は悪党とは程遠いくらいだ
「よーうA〜！飲んでるかぁー？？」
『シャンクスさんまだ居たんですか』
「え〜？つれねぇなぁ！もっと楽しめよお〜！！」
『誰かぁぁぁぁ！？SOS！悪絡みだぁぁぁ！！！』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1527人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
チョコ＆ピーナッツ(プロフ) - 龍影雫さん» ありがとうございます！！ノロノロ更新ですがこれからも頑張りますね！ (2020年6月27日 23時) (
レス) id: 131b6cb561 (このIDを非表示/違反報告)
龍影雫(プロフ) - めっっっっちゃ好きです!!ONE PIECE×ポケモン意外とイケますね！これからも更新頑張ってください！たとえゆっくりでも気長に待ってます!!!! (2020年6月25日 16時) (レス) id: 3ae87b76e5 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ＆ピーナッツ(プロフ) - またるさん» ありがとうございます！！ノロノロ更新ですがこれからもお付き合い頂けると嬉しいです！ (2020年6月25日 0時) (レス) id: 131b6cb561 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ＆ピーナッツ(プロフ) - りえさん» 一気読みですか！！！？わぁありがとうございます！！これからも頑張りますね！ (2020年6月25日 0時) (レス) id: 131b6cb561 (このIDを非表示/違反報告)
またる - 面白かったです！これからも頑張ってください！ (2020年6月23日 17時) (レス) id: 15db7b492a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：チョコ＆ピーナッツ
| 作成日時：2019年10月10日 18時
