�� ページ12
CM「わかってもらえましたか？」
なんでこうなったのか…
最低な告白…
甘い言葉のひとつも言えないなんて…
彼女の気持ちがわからないからって焦って
なんだこれ…
それでもここまできたら進むしかない
CM「僕の…シムチャンミンの彼女になってください」
まだ数回しか会ってなくてもわかるんだ
君を逃したら後悔するって
だってこんなに惹かれるんだ
きっと君とは巡り会うために出会ったんだ
そんな風に思ってる俺に対して
「…ごめんなさい…」
考えて出した言葉に重みを感じた
はっきり言ってショックだった
でも凹んでなんていられない
CM「却下！」
「えっ？…」
CM「だからえっ？じゃねーです！
そしてごめんなさいは受け付けません！」
「……」
CM「ごめんなさいは受け付けないけど…
なんでごめんなさいなのかは聞きましょうか」
CM「どうぞ！聞きますよ！お？」
「なんで…
そんなの無理に決まってるから…」
CM「無理？何が無理ですか？」
「私が…彼女になるなんて…」
あなたって人は
自分の魅力にまったく気づいてないんですね…
さっきも私なんかと言っていましたね
俺が好きになった女の子なのに
何が無理だって言うんだ…
CM「質問変えましょう…
あなたは僕のことどう思っていますか？」
「どうって…」
CM「ファンなんですよね？
ファンとしてでいいです！
どう思ってるか教えて下さい！」
「…なんで…
そんな…
ファンとして…
…………
何事にも一生懸命で…
背が高くてかっこいいのに
それをひけらかすことなく努力家で
毒舌だけど本当はとても優しい人…
私のあこがれの人…」
考えて考えて
やっと思いを伝えてくれた
ねぇー
君は気づいていないの？
それって愛の告白にしか聞こえないよ？
それがチェガンチャンミンに対してだとしても
俺のことでしょ？
CM「ありがとうございます…
すごく嬉しいです…
だったら僕の今までの言動であなたなら
わかりますよね？僕が本気だってこと…」
CM「なんで泣きますか？」
「…こわいです…」
CM「えっ？」
「夢みたいで…さめないかこわい…」
CM「それは僕にとって…
良い方向に考えていいってことですよね？」
「夢ではないんですか？…きゃっ/////」
彼女が言い終わる前に引き寄せて抱きしめた
CM「これでも夢だと？」
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作者名：ギュライン | 作成日時：2019年5月23日 21時
