柔らかい時間 ページ37
(キュヒョンサイド)
身体が勝手に動くってこうゆう事…
しまった
冷静に考えたらまずい状況
進展なしって言っても
デートで動物園に行ったら手を繋いで
パンダ見て
かわいいって言ってるAがかわいくて
ほっぺにチュッてしたら
恥ずかしそうにするのがまたかわいくて
抱きしめてキスしたし
水族館でペンギン見てはしゃぐ君がかわいくて
A？って呼んでこちらを見た君に
キスをした
車で遠出して家まで送った時
返したくなくて何度もキスをした
好きだから触れたくて
好きだから抱きしめたくなる
抱きしめたら恥ずかしがるAがかわいくて
キスしたくなるんだ…
ギュッと抱きしめたまま
「A？」
って呼んだら
ん？って見上げるから
強引に唇を重ねる
不意打ちなキスに戸惑いながらも
逃げずに答えてくれるだけでもう…
はっ！
何やってんだ！
学習しろチョギュヒョン！
いきなりガツガツと
バカか！
焦ってる事を気付かれないように
そっと抱きしめ直してからゆっくり離れる
何ごともなかったゆうに
ゴホンっと咳払いしながら
部屋の中に招き入れる
戸惑いながらも
「おじゃまします」
と言って俺の後について部屋に入り
座ってと言ったソファーにちょこんと座るA
彼女が俺の部屋にいるってだけで嬉しくて
どうにかなりそうなのだけど
普段あまり使わないティーポットで紅茶なんか
出したりして
かわいいー♪って微笑むAを見て
プレゼントしてくれた姉に心の中で
感謝しながら頬が緩む
この機会に
いつまでも俺のことを甘やかす両親や姉の話を
苦笑いしながら話した。
「素敵な家族ですね^ ^」
優しい笑顔でそう言ってくれて嬉しかった。
柔らかい空気が流れる中
何があって何が無いかわからなかったからと
調味料やお鍋まで持って来てて
そんなところがまたかわいくて好きが溢れる
離れたくなくて
手伝うと言って
料理するAを眺めてるだけだけど
ずっと隣をキープ
なんでもっと早く誘わなかったんだろう
何気ないことだけど
君がここにいてくれるだけでこんなにも楽しい
この後の事が気にならないって言ったら
嘘になるけど
少しの間こうやってただ隣にいるのも悪くない
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作者名：チームギュ | 作成日時：2017年4月30日 9時
