鈍感な彼女への愛情表現 ページ33
その後のタクシーの中では
先輩から色々聞かれ
思っていたことを話すと
KH「はあ？」
KH「昨日の今日で？」
KH「俺では無くてAが？」
KH「僕の愛伝わってない？」
KH「ショックすぎる」
先輩から次々出てくる言葉に
あー
私の勘違いだったんだ…
よかった
ほんとよかった…
って自分の世界に入りホッとしていた
その間に目的地に着いたみたいで
ずっと繋いだままだった手を引かれ
タクシーを降りた途端
目の前にこれぞ韓国と言わんばかりの
壮大な建物が目に入る
わあー
素敵ー
その景色に見とれていたら
KH「さっきの…」
光化門の素晴らしさに気をとられている私に
話を続ける先輩
KH「僕がどれだけAのこと好きなのか
ちゃんと知っておいて？」
「えっ？」
不意にそんなことを言う先輩が気になって
先輩に目を向けると
景色に見とれいて
気づいてなかったけど
先輩の顔がものすごく近くにあって…
びっくりしたのと同時に
チュッ
一瞬だったけど
唇が触れた
えっ？
声にすることなく
頭の中で考えたえっ？
それに上乗せするような衝撃
一度離れて
にって声が聞こえるような笑顔を向けたかと思うと
今度は抱きしめられる
えっ？
ちょっと待って…
ここ外だし
みんな見てる
「せ、先輩/////」
KH「引くほど好きなのわかっておいてもらわないと
困ります」
そう言って
恥ずかしくて俯いてる私の顔を上に向かせ
さっきとは比べものにならない
激しいキス
ちょっと先輩/////
どうしちゃったの/////
キャラ崩壊してますよ/////
唇を重ねたまま
「伝わった？」
ってイタズラに笑う先輩
恥ずかしい/////
でも嬉しい…
いろんな感情が溢れる
交差点を行き交う人が見てる中
背中に回した手で先輩にギュっとする
プハッ
と笑って同じようにギュっとして
顎を頭に乗せて体を右に左に揺らされる
それがおかしくて
2人で笑いあう
その後思い出したかのように
急に恥ずかしくなって
先輩も同じだったみたいで
手を繋ぎ直して走り出す
光化門をくぐって人通りの少なくなったところで
やっとゆっくり歩く
そしてふいにキュヒョン先輩が呟く
KH「ないから！」
「えっ？」
KH「僕がAをふることなんてないから！」
KH「昨日の今日だけど…
今すぐ結婚したいくらいなんだから…」
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作者名：チームギュ | 作成日時：2017年4月30日 9時
