反撃 ページ31
(キュヒョンサイド)
結局…
ここは日本か？
会社とかわらないよな？
言葉にはしないけど
楽しそうにしてるのを見てモヤモヤ…
Aの隣で作り笑顔でカフェオレを飲みながら
Aが他のヤツに向ける笑顔を見るたび
モヤモヤ…
それがカイだけでなくチャンミンにまで…
ほんと俺どうなってるんだ…
こんなことでどうする…
同じ気持ちだったんだからいいじゃないか
落ち着けよ
Aとはゆっくり時間をかけて
距離を縮めようって昨日誓ったばかりじゃないか
頭の中で自分で自分に言い聞かせるも
他のヤツに向ける笑顔を見るたびに
モヤモヤ…
自分がこんなに独占欲が強いヤツだったなんて…
この歳になって初めて知った
こんな俺の気持ち
知ったらAはどう思う？
あーー
俺ってほんと情けない…
そんなことを考えながら
飲み干したカップをテーブルに置いた時
Aと目があった。
ん？
反射的に作った笑顔を向けた俺に
笑顔見せてくれないんだ…
そこで自分か座ってから
一言も発してないことに気づく
次に目があったチャンミンは呆れ顔
もしかして俺のせい？
Aにそんな不安な顔させてしまったのは…
ダメじゃん…
「あのさ…」
ずっと言葉を発してなかったからか
俺の一言にみんなが一斉に俺に視線を向ける
「悪いんだけど俺抜けてもいいかな？」
そう言って席を立つ
CM「何？どういうこと？」
強い口調で言い放つチャンミンの顔は怒ってるけど
気にせず
「わるい…抜けるわ…」
そう言って数歩席から離れる
シーンとしたテーブル
数秒後
チャンミンが立ち上がり
CM「チョキュヒョン！」
強い口調で俺の名前を呼ぶ
おれは何食わぬ顔して振り返り
今にも泣き出そうな不安顔の
Aに向けて手を差し伸べ
「早く！A！行くよ！ほら^ ^」
俺の今出来る精一杯の抵抗…
大人げない？
だってむかつくでしょ？
若くてかっこよくて俺より背が高くて
それでいて幼なじみ
俺の知らないAを知ってるってだけでも
むかつくのに
態度があからさまなんだよ
何度も言うけど俺先輩だよ？
それに彼氏なんだよ！
ここ重要！
視野に入ってくるカイの怒った顔は見ないふり
俺の手を自ら掴んでくれたAの頭を
よく出来ましたと言わんばかりにポンポンする
これぐらいの抵抗いいでしょ？
だってほら…
欲しかった笑顔俺に向けてくれたよ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 306人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：チームギュ | 作成日時：2017年4月30日 9時
