miracle (ページ45)

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おまけ① ページ45

(1年後)

今日は会社の親睦会の日

情報システム部と業務部との親睦を深めるための

バーベキュー大会だ。

緑の中で近くには川もあって最高のロケーション

春らしい陽気で絶好のバーベキュー日和

そんな中業務部の私達は野菜を洗って切る係

茉美ちゃんとおしゃべりしながらも

手は一生懸命動かしていた

少し離れた所にテントを張って

その隣で炭の火起こしをしてるのは

システム部の人達で

もちろんそこには私が愛する先輩…じゃなかった

キュヒョンさんもいる

2人の時は先輩って呼んだらダメだって言われてて

最近やっと慣れてきたキュヒョンさん呼び…

「さんはいらない！」

って言われるけどそれはまだ当分無理だよ

それにしても今日も爽やかな笑顔が素敵です

キュヒョンさん…

チャンミン先輩と楽しそう…

そしてそれを見てきゃっきゃっ言ってる女子達多数

「はあー…」

かっこいい彼氏を持つと

色々感情が忙しい

だからできるだけ見ないようにしよう…

それにしてもこんなにたくさんの野菜

切るの大変だな

って思ってたら

カイ「おはよう！ここ人少なくない？手伝うよ！」

これまた爽やかな笑顔で現れたカイ君と

新入社員君達

「おはよう^ ^助かるー♪」

強力な助っ人のおかげで

野菜を洗ってくれる係と

運んでくれる係が増えたので

切ることに集中出来て

あんなにあった野菜たちだったけど

あと少しで終わりそう

「カイ君ありがとう^ ^助かったよ！」

カイ「別にたいしたことしてないし…」

口数は少ないけど

安定の優しさ

私に彼氏ができた今でも

頼れる優しい幼なじみだ。

会社では色々あるからと

付き合ってることは秘密にしてもらっている

キュヒョンさんはその事に対してなんで？って

納得いかない様子だったけど…

残りわずかになった野菜を一緒に切りながら

目線をあちらに向けて

カイ「相変わらず人気だね…」

あきれた風に言うカイ君

ん？ってカイ君の目線の先を追ったら

見ないようにしていた彼と目があった

気づいてないふりしてまた野菜に目線を戻し

動揺を悟られないように

「かっこいいから仕方がないね^ ^」

カイ「あきれる…大丈夫なの？」

「ん？何が？^ ^」

カイ「……」

「よし！終わったー^ ^

カイ君お肉いっぱい食べようね！」

カイ「…はいはい」

結局、同期で集まっていつもの感じ

新入社員君達も一緒で盛り上げてくれて

楽しく時間は過ぎていった。