お願い ページ39
さっきのことは
なんでもなかったかのように
私が料理してる隣で
ニコニコしながら見ている
そんなに見られたらやりづらい…
何度お願いしてもその場所から離れようとしない
それでなくても緊張するのに
無理…
そう思った瞬間
「きゃっ」
集中力散漫で包丁で野菜を切ってたら
指スレスレ爪を切ってしまった
びっくりした(汗)
指切らずによかった
って思ったのと同時に
KH「大丈夫？切れた？痛い？ちょっと見せて？」
私の手を掴んで焦る先輩
「だ、大丈夫です！爪にあたっただけで…」
KH「えっ？爪？切れちゃった？嘘…どうしよう
痛い？ちょっとこっち！」
痛くないって言ってるのに
ソファーに引っ張って連れて行かれ
痛い？
って聞きながら指にフーフー息をふきかける先輩
こんなに密着してそんなことされたら
恥ずかしくて無理…/////
「ほんとに大丈夫です/////」
かーっと熱があがる感覚がして
多分赤くなってる耳を
無意識に握られている方とは違う手で押さえて
赤くなってるだろう顔で俯いたら
やっと今の状況を把握してくれた？
KH「えーっと…A？」
お願いだから離れてください/////
でないと顔上げれない/////
KH「こんなんでそんな顔されたら俺…」
えっ？
「きゃーっ/////」
待って待って！
何がどうなったらこの状況になるの/////
抱きあげられてる/////
「えっ？/////ちょっと/////」
いわゆるお姫様抱っこをされてる中
足をバタバタさせて
どうにかおろしてもらおうとしても
ビクともしなく
いつも優しいキュヒョン先輩だけど
男の人なんだと思い知る
そして何も言葉を発しない横顔にはっとして
暴れることをやめる
鈍感な私にでもわかる
先輩のスイッチが今入ったってことが…
全く予想していなかった展開で
パニックになってしまったけど
気づけば先輩のベットの上…
こんな言い方変だけど
今にも襲われそうな勢い…
思い描いていたのは
先にシャワー行っておいでって優しく言ってくれる
シチュエーション
その時のために忍ばせて持って来た
この時のための下着たちだったのにって…
先輩からのいきなりの大人のキスにも
集中できなくて…
肩を押して拒んでしまった…
KH「ごめん…俺…」
その場から離れようとする先輩の手を握り
「待って下さい！
シャ、シャワーを
お願いだからシャワーさせて下さい！！！」
この後爆笑されたのは言うまでもありません
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作者名：チームギュ | 作成日時：2017年4月30日 9時
