好き ページ27
夢？
今の状況についていけなくて
夢なんじゃないかとぼーっと考えるも
KH「ん？」
私の目の前にいるのはキュヒョン先輩で…
好き？
A？
信じられない…
こんなに近くで…
髪撫でられて…
優しい眼差しで見つめられて…
胸の奥がキュンってなって
ドキドキが止まらなくて
声が出ない…
KH「A?」
キュヒョン先輩が私の名前を呼ぶだけで
こんなにもドキドキして
そんな先輩が私を好き？
信じられなくて
頭の中でぐるぐる考える
これドッキリなんじゃ？
どうしても信じられなくて黙っていると
KH「好きです…A…俺の彼女になってくれる？」
やっぱりAって…
私だよね…
私が好き…
キュヒョン先輩が私を…
無意識だった
色んなドキドキで声が出なくて
無意識にうんうんと首を何度も縦に振っていた
KH「ん？それはAも同じ気持ちって事？」
どんな言葉にも頷く事しか出来なくて…
またうんうんと頷いたら
苦笑いのキュヒョン先輩
KH「好き？」
ってさっきより近づいて聞いてくる
また胸の奥がきゅーーってなって頬が熱い
そんなに近くで見つめられたら
どこを見ていいのかわからなくて目が泳ぐ…
そんな私をじっと見て
ん？って首を傾けて私の返事を待つ先輩は
どんな女の子より数倍可愛いい…
ぶんぶんって音が出るくらい勢いよく頷くも
納得いかないような顔の先輩
身体中の熱が上がるんじゃないかってくらい
ドキドキしながら
目を瞑り
手にグッと力を入れて握りしめ
意を決して振り絞って出した声は震えていたけど
「好きです…」
言えた…と思って目を開こうとした時
私の頬にキュヒョン先輩の手が触れたと同時に
目の前にキュヒョン先輩が…
一瞬だった…
唇に何かが触れた…
一度目はすぐに離れたけど
目を瞑ったまま固まる私の唇に
何度も何度も重なって
重なっては離れてまた重なる
とても優しいキュヒョン先輩からのキス…
触れるだけの甘いキスを何度も
甘いキスに思わずキュヒョン先輩の背中をぎゅっと掴む
それが合図かのように
今度は唇をついばむようにはむはむする深いキスに…
大人なキスに蕩けてしまいそう…
息があがる私をぎゅっと抱きしめて
耳元で好きだよって言ってくれるから
私もぎゅっとして好きって伝えたら
今まで冷静だった先輩が真っ赤に…
かっこかわいいこの人が私の彼氏なんだと
やっと実感した瞬間だった。
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作者名：チームギュ | 作成日時：2017年4月30日 9時
