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まなみside
『ふ、副支配人？』
宇「ここにいる皆さんは味方ですよ。まなみさんの」
『え』
私から離れた副支配人は私の目を真っ直ぐ見つめて、話続ける。
宇「皆こんな形でまなみさんの結婚を望んでいません」
『でも、他に方法が』
宇「私は」
私の言葉を遮った副支配人は、私から目線を外し、前を向いた。
宇「…いえ、なんでもありません。調べたい事があるので戻りますね。皆もそろそろ終わる時間ですし、癒しに行ってあげてください」
『癒しって』
宇「まなみさんの笑顔は皆を癒します。ﾜｸﾜｸします」
ｽﾞｷｯ
『いっ』
宇「どうしました？」
『大丈夫、です』
頭を押さえた私の顔を覗き込む副支配人にお礼を言ってから、事務所に向かった。
長「あ〜、終わった」
『お疲れ様です』
長「ありがとう！」
新しい役職に就いた皆は疲れきっていて、事務所に入るなり椅子に雪崩れるように座った。
私は皆の分のｺｰﾋｰを用意して1人1人に声をかけながら渡した。
『お疲れ様』
江「ｻﾝｷｭｰ」
ｺｰﾋｰを受け取った竜二は隣のﾊﾟｲﾌﾟｲｽを引き寄せてﾎﾟﾝﾎﾟﾝと叩いた。
私は素直に従って、少し動けば肩が触れるその隣に座った。
江「こんな1日中笑顔で過ごした事これまでの人生でねぇわ」
両頬をぐにぐにと手で揉みほぐす竜二の顔を見て笑うと、なんだよ、って言って同じように私の頬をぐにぐにされた。
『いひゃい』
ﾊ「ご案内します、って言ってた江口さんの笑顔は心のｱﾙﾊﾞﾑに仕舞いました」
『いいなぁ』
そう呟けば頭をくしゃりと撫でられた。
竜二の笑顔かぁ。
私も見たかったな。
たまに見せるふわっとした笑顔も好きだけど、もっと沢山笑ってる所見たいな。
その隣にいたいな。
これから先、それは叶わない。
枝「そういえば時貞さん見かけなかったわね」
確かに、見てないかも。
きょろきょろと見渡すが本人はもちろん、手がかりも見つからない。
どこか行ったのかな？
夜、自分の部屋にいると、ｺﾝｺﾝとﾄﾞｱを叩く音がした。
佐「まなみ、ちょっといい？」
『うん』
佐那ちゃんは時貞さんの事、ﾎﾃﾙの事、お兄さんの事を話してくれた。
私は、大丈夫、と答えた。
『あの人と結婚する』
佐「ちょっと待って、え？」
『今度は私が助ける番』
佐「そんなの、望んでない！」
『佐那ちゃん』
もう家族を失いたくないんだよ。
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こっとんきゃんでぃー(プロフ) - 次の更新楽しみに待ってます！ (2019年4月10日 2時) (
レス) id: 0dc33fb152 (このIDを非表示/違反報告)
mama(プロフ) - ののんさん» お待たせしています泣 優しいお言葉ありがとうございます！なんとか完結させたいです、これからもよろしくお願いします！ (2019年1月28日 13時) (レス) id: 7288f5bc70 (このIDを非表示/違反報告)
ののん(プロフ) - 更新待っていました！笑 これからも無理ない程度で大丈夫ですので、勝手に1人で楽しませていただきます^^ (2019年1月27日 0時) (レス) id: b56c04e68d (このIDを非表示/違反報告)
mama(プロフ) - あめりかんさん» あめりかんさんもお返事遅くなってすみません！待っててくださいね！ (2019年1月18日 16時) (レス) id: 7288f5bc70 (このIDを非表示/違反報告)
mama(プロフ) - レモンティーさん» コメントいただいてたのに放置ごめんなさい！続きもう少しで待っててください！すみません！ (2019年1月18日 16時) (レス) id: 7288f5bc70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mama | 作成日時：2018年7月19日 10時
